■ 苫小牧市民ホール基本計画策定へ、2年間で取りまとめ
【2016年6月8日(水)朝刊】


 苫小牧市は老朽化が進む苫小牧市民会館を建て替え、新たな機能を持たせた複合公共施設「苫小牧市民ホール(仮称)」の基本計画策定に着手する。建設基本構想では「親近感と愛着を持てる憩いのプラザ(公共の広場)」がテーマ。芸術や文化に触れられ、自宅や職場とは異なる「第3の居場所」を目指すとしている。早ければ7月にも市民を交えたワーキンググループを立ち上げ、2年間で計画を取りまとめる方針。市民の関心が高い「市民ホール」建設の議論が具体化する。

 「市民ホール」の建設は1968年(昭和43年)に建設された市民会館が、老朽化と耐震性に課題を抱えることから、近隣にある文化会館、労働福祉センター、科学センター、交通安全センターの5公共施設を複合化させる新たな「市民ホール構想」が浮上した。

 建設基本構想の策定に携わった市民ホール建設検討委員会(委員長・森傑北大大学院工学研究院教授)のメンバー7人が、昨年5月から議論をスタート。基本構想の基本理念に「市民主体」「公共性」「相乗効果」など7項目を設定。「市民生活の質の向上に資する施設であり、市民みんなで創りあげる公共施設」と目標を掲げた。

 基本的な機能として市民が主体となったプログラムの企画や運営をサポートする組織の構築に加え、文化や芸術の発信拠点、市民の活動の場を広げる施設―などを盛り込んでいる。基本計画を策定するワーキンググループは「活動」「鑑賞」「展示・窓口」の3グループ。各グループは市が選ぶ委員2人と公募委員1人で構成し、同大の学生や市職員もサポートしながら年間10回程度の会議を経て具体的な計画づくりに当たる。

 今後の大まかなスケジュールは基本計画を2016年度(平成28年度)から2カ年かけてまとめ、18〜20年度(同30〜32年度)に基本設計・実施設計、早ければ21年度(同33年度)に着工予定。

 公募している委員は3人程度。市民、市内に通勤・通学している18歳以上(高校生、市議会議員、市職員は除く)で任期は20年(同30年)3月末まで。会議出席の謝礼は1回につき5千円。略歴や応募動機などを明記して24日(必着)までに応募すること。詳細は市民ホール建設準備室、電話0144・32局6071番へ。
(佐藤重伸)




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