■ 最後の新日鉄室蘭高工卒業生が還暦、同窓会に200人
【2016年5月30日(月)朝刊】

最後の卒業生が登壇し「先輩、ありがとうございました」と伝えた懇親の集い
 新日鉄室蘭高等工業学校同窓会(村上昭夫会長)の「23回生の還暦に檄(げき)をおくる懇親の集い」が28日、室蘭市宮の森町の蓬らい殿で開かれた。かつて室蘭に存在し人材を輩出し続けた企業内学校の最後の卒業生が還暦になった節目に200人が駆け付け、絆を深め合った。

 同校は1950年(昭和25年)開校。私立輪西工業学校、富士製鉄室蘭高等工業学校、新日鉄室蘭高等工業学校と改称し75年に閉校した。卒業生は1260人。1回生が卒業した52年に同窓会を結成。この1回生が還暦を迎えた94年から毎年集いを継続。ここ10年は200人が集まり、強く結ばれている。

 この日は最後の23回生47人のうち、地元や千葉県君津市などから21人が出席。村上会長は「良い時代も苦難も経験した歴史を共有したことが同窓会が続いてきた理由かもしれない。還暦を迎えても時間はまだたっぷりある。今後も大いに活躍を」とあいさつ。新日鉄住金室蘭製鉄所の安藤豊所長も「みなさんが支え、苦労され、上を目指したからこそ今の製鉄所があります」と、今を築いた鉄人たちに感謝の気持ちを込めた。

 乾杯で祝宴に入り、23回生が登壇。代表して菅野和彦さんは「後輩の育成と地域貢献に頑張りたい」と述べ、全員で「先輩、ありがとうございました」と伝えた。参加者は思い出話に花を咲かせ、さらなる飛躍を誓った。集いは今後も卒業生の節目に合わせて継続していくという。
(粟島暁浩)

【写真=最後の卒業生が登壇し「先輩、ありがとうございました」と伝えた懇親の集い




◇ 主な地域のニュース

☆ 西胆振でシニアに熱い視線「シルバー派遣」関心高まる
☆ 「山岳遭難」警戒、室蘭署が登山道で注意訴え
☆ 室清水高吹奏楽団が40回目の定演、高らか清風サウンド
☆ のぼりべつクマ牧場の双子は「クッタ」と「カイ」
☆ 登別マリンパークの「クルン」1歳の誕生日にお祝い
☆ 伊達・達南中で最後の体育大会、親子笑顔で全力プレー
☆ 洞爺湖芸術館に移設のモニュメント「春遊台」お披露目
☆ 西胆振の新鮮野菜人気、室蘭でファーマーズマーケット