■ 伊達に高機能消防指令センター設置、8日から運用開始
【2016年3月5日(土)朝刊】

1市3町の119番通報の受信と指令業務を担う高機能消防指令センター=伊達消防署内
 胆振西部1市3町の119番通報を一括して受け、管内の各消防署などに指令を出す「高機能消防指令センター」が伊達市松ヶ枝町の西胆振消防組合伊達消防署内に設置され、8日に運用を始める。管内各市町の消防署で119番対応していた司令員を現場対応に回す―などが可能になり、消防体制の強化が期待されている。消防救急無線のデジタル化や組織改編と合わせて機動力のある消防を目指す。

 設置された同センターの新指令台は、携帯電話や加入電話からの通報者の位置を特定する機能などと連動する最新型。119番通報を受理した後、職員、消防団員の招集、消防車や救急車の出動指令、無線統制を一括運用できる。2003年(平成15年)の導入後、12年が経過し更新時期を迎えていた伊達消防署と洞爺湖支署にある通信指令台の集約を図った。

 新指令台への切り替えは8日の日中に手掛ける。管内で発生した火災などの災害情報をメール配信するサービスも同日、提供を始める。切り替えに伴い、住民らが119番通報する場合は、市町名から先に伝えるよう呼び掛けている。

 耳の不自由な人などが119番通報しやすいよう、スマートフォンなどを活用した「NET119」は10日に運用を始める。事前登録制で、すでに二十数人が利用登録を済ませている。

 消防救急無線のデジタル化などを含めた全体の事業費は約2億9500万円。
(野村英史)


◆―― 通信係を専従化、異動80人

 西胆振消防組合は4月1日付で組織改編と大規模な人事異動を実施する。指令台の一元化に合わせて、伊達消防署にある通信係を消防本部に移し職員6人を専従化、初期通報と災害対応の充実を図る。本部には次長職を新設して役割分担を明確化させる。同消防署は市外で発生する災害でも小指揮隊を編成、少子高齢化で消防団員の加入率が伸び悩む中、初期対応力を充実させる。

 異動の対象者は約80人。旧伊達消防署が同組合に合流した後では最大規模。伊達消防署では他の部署を経験したことがない職員が多く課題の一つになっていた。佐藤徹也消防長は「職員の精神的な垣根を取り払い、組合は管内全域で一つという意識を浸透させたい。組合職員の気持ちを一つにしていく」と述べた。
(野村英史)

【写真=1市3町の119番通報の受信と指令業務を担う高機能消防指令センター=伊達消防署内】




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