■ 白老町が竹浦小を旧竹浦中に移転させる方針示す
【2014年8月7日(木)朝刊】


 白老町は6日、竹浦小学校(手塚敏校長、53人)を旧竹浦中学校に移転する方針を議会全員協議会に示した。改修費用の比較や教育環境の改善、安全性の確保などを総合的に判断し、「移転」の結論を導き出した。移転は来年7月。同日夜、竹浦コミュニティセンターで住民らに移転方針を説明した。

 1966年(昭和41年)に建てられた同小校舎は相当の耐震改修が必要で、かつ老朽化に加えて狭く、照度が低い状況にあり、大規模改修が必要になっている。64年建設の音楽室と教材室(旧体育館)は壁の崩落や土台の腐食があり、こちらも大規模改修に迫られている。

 町は移転しないで同小を耐震化・改築した場合と、移転して旧竹浦中を活用した場合の改修費用を試算、比較した。同小の改修費用は2億196万4千円、同中の改修費用は9638万3千円。その差は1億558万1千円。

 旧竹浦中の74年建設の校舎は1909平方メートルで竹浦小より227平方メートル、80年建設の体育館は904平方メートルで同小より54平方メートルそれぞれ広い。同中への移転、活用に伴い、普通教室を3から6に増やし、鉄棒やブランコ、滑り台など遊具を整備する。

 移転後、竹浦小の校舎は解体し、体育館は地域活動での利用を含めて活用を図っていく。校舎跡地やグラウンドは「活用策を地域とともに検討していくことで地域づくりにつなげていきたい」と説明した。

 町は昨年4月の3中統合によって閉校になった同中の活用を同8月から12月にかけて検討した。公共機関や民間による活用が検討されたが、「転用の可能性は低い」「都市計画の用途変更は難しい」との結論に至った。

 古俣博之教育長は「子どもの安全、教育環境の整備を進めていかなければならない。旧竹浦中の跡地利用と竹浦小の老朽化解消を併せ持ち、移転を結論として導き出した」と理解を求めた。議員からは「(小学校の)統合を視野に入れた移転なのか」と質問が出た。同教育長は「統合は難しい部分があり、まずは子どもたちの安全性確保、財政的な問題を含めて方針を提示した」と統合問題と今回の移転方針はすぐには結びつかないとの認識を示した。

 旧竹浦中は竹浦小の東側約500メートルにある。
(富士雄志)




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