■ 登別のJR貨物鷲別機関区廃止へ、運転課は縮小し存続
【2014年8月6日(水)朝刊】


 道内の車両点検業務の拠点を担ってきた日本貨物鉄道(JR貨物)の鷲別機関区(登別)が廃止される見通しとなった。函館の五稜郭機関区に機能を集約し、運転士が所属する室蘭総合鉄道部運転課(室蘭)は規模を縮小して存続。雇用は維持される模様だ。

 業務効率化が目的。複数の関係者によると、30日までの間に労使合意を目指し条件のすり合わせを進める。廃止時期は早ければ今月末とみられるが、集約先となる函館側の準備の兼ね合いで延びる可能性もあるという。

 機関区はJR貨物の車両基地で、道内には鷲別、札幌、五稜郭(函館)の3カ所。鷲別機関区は道内の全ディーゼル機関車が所属し、点検や修理業務などを担っている。運転課はJR東室蘭駅近くにあり、運転士ら約30人が所属する。

 鷲別機関区の廃止により、ディーゼル機関車は五稜郭の所属になる。札幌や函館、同機関区輪西派出などへの配置転換で雇用を維持する。運転課の縮小規模は半減程度の見込み。

 五稜郭機関区への機能集約の背景には、2016年の北海道新幹線開業を控え、新型電気機関車を導入するための車両基地の新設がある。JR貨物は、鷲別機関区を廃止し集約する方針を2011年に打ち出していたが実施は見送られ、労使交渉が続いていた。

 地域への影響を重く見た連合胆振地協(井野斎会長)は昨年4月、JR貨物本社に対し、同機関区と同課の存続・維持を求める署名2万4070筆を提出。室蘭、登別、伊達の3市も要望した。JR貨物は「廃止については協議中」としている。
(粟島暁浩)




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