■ 新生JX室蘭始動、PX工場に原料供給主力拠点に
【2014年7月9日(水)朝刊】

事業再構築工事しゅん工式でテープカットする杉森社長(右から3人目)ら=8日午後0時3分、JX室蘭製造所構内
 JX日鉱日石エネルギー(本社東京)が進めてきた室蘭製造所の石油化学工場化に伴う事業再構築工事が完了し、8日に室蘭市内でしゅん工式と祝賀会が行われた。同日までに構内の全装置が再起動し、韓国のパラキシレン(PX)製造工場に原料を供給する主力拠点となる。関係者はテープカットなどを行い、地域と歩む製造所の新たな出発を祝った。

 同日午前、構内で行われた竣工式には社員や来賓ら91人が出席。同社の杉森務社長、施工主の千代田化工建設の澁谷省吾社長、田辺隆久胆振総合振興局長、青山剛室蘭市長らが神事で玉串を捧げた。この後、ナフサ水素化精製装置の前に杉森社長らが並びテープカットし、工事の無事完了を祝い合った。

 祝賀会は室蘭市宮の森町の蓬らい殿で行われた。青山市長は「わがまち室蘭とともに、事業再構築で生まれ変わった製造所の発展を祈願します」と祝辞を述べ、

田辺局長の発声で乾杯し祝宴入り。締めのあいさつで三ツ井克則室蘭製造所長は「工事は工程通りに完了しスムーズにスタートアップできた。再生と飛躍に向け、高付加価値の製品をつくり頑張っていきたい」と再出発への抱負を述べた。

 室蘭製造所は4月1日、57年にわたる原油処理を終え室蘭製油所から改称。将来性が見込める石油化学製品の工場に転換するため、設備増強工事と大規模定期消火工事(メジャーシャットダウン=SD)を並行して進めていた。

 今月7日には構内で接触改質装置が運転を開始し全装置が再起動。本格操業に入る。同製造所で製造したPX原料は今月中旬、韓国の製造工場に初出荷する。室蘭からは同工場に原料全体の30%を供給。年間67万キロリットル製造する。
(粟島暁浩)

【写真=事業再構築工事しゅん工式でテープカットする杉森社長(右から3人目)ら=8日午後0時3分、JX室蘭製造所構内】




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