伊達市教育委員会は17日、民間資金活用のPFI方式で設置する伊達市学校給食センター(仮称)の整備運営事業実施方針を明らかにした。事業者の募集は公募型プロポーザル方式とし、11月に提案書を受け付け、来年2月に優先交渉権者を選定する審査委員会を開催。同5月に仮契約、6月に事業契約を締結し、2017年(平成29年)8月の供用開始を目指す。
建設候補地は梅本町71・8、だて歴史の杜総合公園ゲートボール場。稼働後の給食数は1日3300食(うちアレルギー対応食50食)。伊達市内と大滝区の計15小中学校、壮瞥町内の4小中学校に配送する。
同実施方針には衛生管理の徹底、食育の推進、防災機能の導入、環境への配慮などを盛り込んだ。市ホームページで既に公表しており、今月3日に事業者を対象にした説明会を開催。32社が参加した。
選ばれた優先交渉権者は、仮契約締結までに特別目的会社(SPC)を設立する。設計・建設・開業準備の期間は15年6月〜17年8月。17年8月に施設を引き渡し、供用を開始。運営は32年8月までの15年間としている。
同ゲートボール場は市有地で、広さ約4千平方メートル。上下水道などのインフラ整備が完了しており、事業費が抑えられるメリットがある。
市教委はこの日開催された市議会総務文教常任委員会で、同給食センターの整備進捗(しんちょく)状況などを説明した。
(伊藤教雄)
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