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【2013年5月31日(金)朝刊】より



   ■ 昨年度、国保特別会計―室蘭市の収納率過去最高

 室蘭市の2012年度(平成24年度)国民健康保険特別会計決算は、4億300万円の黒字になる見通し。実質の累積黒字額は2億5千万円。保険料の収納状況は92・89%で統計が残る81年度以降で最高。収納率の向上は専門班を設置するなど現場の地道な努力が奏功した格好だ。市がまとめた速報値で分かった。

 12年度の決算見込みは、歳入118億7千万円に対し、歳出が114億7千万円。療養給付費等負担金と前期高齢者交付金など精算による返還を考慮した実質の累積黒字額は2億5千万円に上る。繰り越し金を除く単年度の実質赤字額は1億400万円を見込む。

 医療費の状況は12年度、現役世代と退職した世代を合わせた保険者負担が70億647万5千円で前年度比2・26%増加。1人当たりの費用額は、42万4959円で同比4・42%と増えた。高齢化や医療の高度化により増加傾向が続いている。

 保険料の収納状況は、調停額17億1100万円に対し、収入見込み額は15億8900万円。収納率見込みは92・89%に達し統計の記録が残る81年度以降で最高となった。納付相談をはじめ、口座振替の奨励や法的対応などの地道な取り組みが実を結んだ。

 06年度から始めた国保独自の資産差し押さえは12年度、111件、3800万円の実績。11年秋から保険年金課保険料係に正職員、嘱託職員計5人からなる滞納処分専門班を設置し、再三の催告などに応じない滞納者対策に本腰を入れた結果、11年度の43件940万円から件数、金額ともに3倍以上の成果を上げている。
(野村英史)





   ■ 室蘭・森川さん夫妻「峠の茶屋」歴史に終止符

 室蘭市山手町2の森川卓也さん(73)=山手町見晴町会長、悦子さん(65)夫妻が自宅庭で、市民や観光客らを12年間もてなしてきた「峠の茶屋」が今年から開放しないことになった。茶屋はなくなるが、市内への「出前茶屋」などで新たなまちづくりに貢献する考え。

 室蘭市職員だった卓也さんは2000年(平成12年)3月の定年退職後、町会長に。自然に恵まれた地域特性を生かし「人とのふれあい、自然を大切にする」をモットーにし、翌年から「峠の茶屋」を始めた。6〜9月にかけて、手入れの行き届いた庭に傘を立てて野点風にし、お茶やお菓子でもてなし、夫妻の温かい人柄が人々のよりどころとなっていた。

 ただ、ここ数年は「年齢、体力的にもいつかは区切りをつけなくては」と考え、「一定の役割は果たした。発展的にまた別の手法で何かできないか」と思うようになった。

 そこで、山手町の「茶屋」はたたみ、その知名度を生かして「人の集まる場所にこちらから出向いて、看板を掲げたらどうか」と“出前茶屋”プランを立てた。卓也さんが会長を務める「地球岬街道夢の森づくりの会」の植樹場所(新富町の地球岬観光道路沿い)で、お茶会を開く考えもある。

 さらに蘭西地区の街、海、山のトライアングルベースで「人との交わりを大切にした親しみのあるまちづくり」を構想中。商店街と地域住民の関わり、地産地消、自然、観光、憩い―とさまざまな視点から、各団体などと広く連携し、発展させたい考え。準備を進めている。

 卓也さんは「温故知新、心のふるさとづくりに夢を描いています」と新たな意欲を燃やし、悦子さんも「今までとは違う形で、外に出てボランティアできたら」と話している。
(成田真梨子)





   ■ 室蘭・ふくろう文庫、蔵書5千冊―工藤社長が節目の寄付

 市立室蘭図書館「ふくろう文庫」の蔵書が30日までに5千冊を達成した。節目を飾ったのは中国明代中期に活躍した書の大家・文徴明(ぶんちょうめい)(1470〜1559年)の掛け軸(複製)。室蘭民報社の工藤サ(つとむ)代表取締役社長が社長就任を記念して寄付した5万円で購入した。

 文徴明は明代の四大家と言われた1人。掛け軸「酔翁亭記(すいおうていき)」は国宝級で故宮博物院に収蔵されている。30日には同文庫代表・選者の山下敏明さんが、支援団体「ふくろうの会」の芝垣美男代表らメンバーに披露。

 工藤社長は「ふくろう文庫は『室民文芸』の縁で発足準備段階から応援してきました。個人的にも亡き両親のメモリアルとして寄贈させていただきました。今回の節目を知り、絆を深めてきた者として、その達成を心から喜んでいます。マチの宝だと感じ、今後も市民の応援で充実されることを望みます」とメッセージを寄せた。

 蔵書コレクションは1999年(平成11年)12月に始まり、14年での快挙。これまで約300件、計4200万円の寄付が寄せられた。蔵書には寄付者の名前や寄付の理由などが記され、個人の思い出もある。山下さんは「美術資料に限定したのは、美術品の価値は何百年たっても変わらないため。1万冊を目指して頑張りたい」と意欲的。芝垣さんも「皆さんのご支援のおかげ」と感謝する。

 いまや室蘭の貴重な文化財産となった蔵書は同館3階講堂で毎週木、土曜日に閲覧できる。6月17日午後6時半からは中央町の室蘭プリンスホテルで記念レセプションを開く。さらに7月までに、中島本町のモルエ中島で特別展を開く計画だ。
(成田真梨子)





   ■ リレー・フォー・ライフin室蘭、8月24・25日開催

 がん撲滅の願いを発信する「リレー・フォー・ライフ(RFL)2013in室蘭」(同実行委員会主催)が8月24〜25日の日程で、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭横広場で開かれる。リレー・ウオークのほか、がんで亡くなった人や闘う人への思いをキャンドルに託す「ルミナリエ」などを開く予定だ。

 RFLは、がん征圧の願いを込め、がんに立ち向かう日々の思いや体験を語り合い、リレー方式で歩くチャリティーイベント。今年で6回目。「がんは24時間眠らない、患者は24時間闘っている」という考えから、患者や家族、医療関係者、一般参加者などが交代しながら、夜通しリレー方式で会場を歩く。

 今年も500人程度の参加を想定。がんへの理解を深め、参加者を力づけるステージ・イベントや、出店や啓発ブースのフィールド・イベントのほか、リレー・ウオーク、ルミナリエなどを開催する予定だ。

 一方、今年も参加者や企業・団体、趣旨に賛同して応援する人々から寄付を募り、集まった寄付金は「対がん活動」に用いられる。

 このほど、実行委員会メンバーによる第2回会合も開かれ、開催に向けた本格的な準備作業がスタート。今年も2日間の日程で「室蘭からも、がん撲滅の願いを発信する内容」で開催する。

 問い合わせや申し込みなどは、リレー・フォー・ライフ室蘭実行委員会、携帯電話080・4046・4232へ。

 また、検索サイトで「リレー・フォー・ライフ・室蘭実行委員会」と入力すると、同実行委員会のブログに接続される。
(松岡秀宜)





   ■ 登別市の施設、冬の節電11.75%、大幅に目標上回る

 登別市は電力不足に備えて取り組んだ節電対策実施状況(2012年12月〜13年3月末)実績をまとめた。対象98施設の使用電力量は、最大電力需要比較基準の10年1月比11・75%減と、目標の「7%減」を大幅に上回った。市総務部は「寒さが厳しい時期もあった中、高い意識で取り組んだ結果」とホッとしている。

 月別では、昨年12月が16・0%減、2月が12・7%減、3月が12・1%減。1月は気温の低い日が続き暖房使用が増え、6・2%減と下がった。

 全施設中、電力量が最多の一般廃棄物処理施設・クリンクルセンター(幸町)は12・7%の削減に成功。2番目に多い若山浄化センター(若山町)も6・6%減だった。

 使用量3万キロワット時以上の施設で最も電力量を減らしたのは市役所本庁舎で、23・1%減。消灯や照明の間引きなどが奏功した。このほか、設定温度を変え夜間稼働を取りやめた本庁舎裏のロードヒーティングは54・73%の削減につながった。

 ただ、10年同期比では数値目標に届かない2・63%にとどまった。98施設のうち、小学校や児童館といった教育施設、市道ロードヒーティングなど40施設以上で使用電力量が増加。気温の低下に伴う暖房利用、凍結防止措置が響いた。

 市は今年7月から節電を継続実施する方針を決めており、6月中にも対応策を決定する予定だ。

 市総務部は「冬場の節電は気象条件の影響が大きかった」と総括。夏場に向けては「事務機器の電源管理の徹底など、できる限りの努力を続ける」としている。
(粟田純樹)





   ■ 伊達・武者まつりポスター完成、最優秀作品は菅原さん

 夏の一大イベント・第39回伊達武者まつり(8月3、4日)の実行委員会総会が29日、伊達市分庁舎で開かれ、今年の開催概要を決めた。併せて、PR用ポスター原画コンクールの選考結果を発表。最優秀賞には洞爺湖町在住の菅原勇さん(72)の作品が選ばれた。

 ポスター原画は実施要領を見直し、市内外を問わず小学5年生以上、一般までに対象を広げて募ったところ、昨年の3倍となる181点の応募があった。

 初めて一般選考も行い、市民に優秀賞3点、その中からさらに最優秀賞を選ぶ投票を呼び掛けた。結果は一般77票のうち21票、実行委30票のうち18票の得票で菅原さんの作品に決定した。

 甲冑(かっちゅう)姿で白馬にまたがる武者の雄々しさがあふれており、菅原さんは「戦国武将は以前から描きたかった。伝統ある武者まつりのポスターに採用され光栄」と感激していた。優秀賞3点も含め、祭典当日に表彰する。

 まつりは今年も武者山車パレード、騎馬総陣立の2大プログラムを中心に開催。だて歴史の杜カルチャーセンターに、メーンステージや飲食物販売などのおまつり広場を設ける。

 昨年初めて売り出し270個さばいた特製武者ボルタの販売を継続。オリジナルTシャツは新デザインを考案中で、5色の手拭いと木札ストラップを新グッズとして販売する。

 実行委では、山車パレードの引き手や出場団体、騎馬総陣立に出演する武者役を募集している。詳細は公式ホームページに掲載。問い合わせは同実行委事務局(電話0142・23局3331番)へ。
(菅原啓)





   ■ 壮瞥公園の梅300本見ごろ―あすライトアップ

 壮瞥町東湖畔の壮瞥公園で、名物の梅が見ごろを迎えた。低温の影響で例年に比べ1〜2週間遅れ、全体的に花の数も少なく、寂しい満開となった。

 同公園は湖畔沿いの高台にあり、西向きの斜面に300本の豊後梅が並んでいる。例年、5月の中旬から咲き始め1週間ほどで満開を迎えるが、今年は平年より気温の低い状態が続き、開花が大幅に遅れていた。

 梅の開花情報を道の駅「そうべつ情報館i」のホームページで紹介している町商工観光課は「今年は花と同時に葉が出てきているが、残っているつぼみもある。例年のような満開は難しいが、梅と湖の景色を見に来てほしい」と話している。

 町商工会青年部は6月1日午後6時から、恒例のライトアップを実施する。
(菅原啓)





   ■ 白老で公開討論、講演通し「食」ブランド力強化探る

 食材王国しらおい地産地消推進協議会(山田桂一会長)主催のブランド強化セミナーが30日、しらおい経済センターで開かれ、講演やパネルディスカッションを通して「食」を中心としたブランド力強化の手法を探った。

 約50人が出席。パネルディスカッションは「アイヌ伝統文化とともに歩む『食材王国しらおい』の方向性」をテーマにした。4人のパネリストが持論を披露。

 石井和彦・町産業経済課長は「豊富な食材を融合させ、販売戦略を練りながら、全国に発信していくための基盤をつくっていかなければならない」、中野巴絵・アイヌ民族博物館学芸員は「来年開館30周年を迎える。より身近に気軽に遊びに行ける場所としての博物館づくりを行っている。より多くの人たちに関心を持ってもらえる情報提供が必要と考えている」と述べた。

 波多武光・白老町商工会さーびす業部会長は「将来的な展望としては道の駅が欲しい。町財政が厳しいのでせめて週末のテント市を開くことによって豊富なお土産を並べることができる」、山田・同協議会長は「マチづくりの議論をよくしているが、みんな評論家的な議論ばかりで主語がない。誰がやるのかという話になる。実際に行動に移すことが一番大事だと分かっていながら、毎日過ぎているという状況なのか」、さらに「アイヌ文様の衣服を商店街や役場の人が着ると、アイヌのマチとして分かってもらえるのではないか」と提案した。

 「地域ブランド戦略の専門的視点から見る『食材王国しらおい』の現状と課題」をテーマにした講演ではベーシックインフォメーションセンターの伊藤敏郎社長が「食材王国しらおいの魅力づくりと情報発信をしっかりやってもらいたい」と強調。強い地域ブランドをつくるステップとして(1)推進母体の組織づくり(2)基本戦略や方針づくり(3)消費者との接点づくり―の3点を挙げた。
(富士雄志)






【2013年5月31日(金)夕刊】より


   ■ 約束守ります…室蘭・海陽小で道南バスが初の安全教室

 室蘭市海陽小学校(和野忠康校長、538人)の地区集会が30日、東町の同校で開かれた。道南バス(石橋博信社長)の乗務員が同校を訪れ、スクールバスを利用している児童約200人がバスの安全な乗り方について学んだ。道南バスとしては初の学校での安全教室。

 毎日乗っているスクールバスを、安全にマナーよく乗ってほしい―と初めて開催。道南バスで安全・指導を担当する今野敏雄次長が「一人が遅れてしまうとみんなが遅れる。みんなを送った後に中学生のお兄さんやお姉さん、地域の方々を乗せるので時間を守って乗車してください」と指導した。

 さらに「バスを傷つけたり汚さない」「発車後は席を立たない」などと注意事項を説明。「大声で騒いだりふざけると、ドライバーが運転に集中できないのでとても危険です。マナーを守って乗りましょう」との訴えに児童たちは「はい!」と元気よく返事した。

 川元陽(ひなた)(2年)さんは「約束や時間を守って運転手さんや他のお客さんに迷惑をかけないようにします」と話した。
(石川綾子)



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