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【2013年5月30日(木)朝刊】より



   ■ 大岡技研室蘭工場落成、自動車鍛造歯車一貫生産可能に

 自動車用精密鍛造歯車製造の大岡技研(本社愛知県豊田市、大岡由典社長)が新日鉄住金室蘭製鉄所構内(室蘭市仲町)に新設した室蘭工場の落成式が29日、同工場で行われた。同社関係者ら80人が同製鉄所が生産する特殊鋼棒鋼を鍛造歯車に加工する一貫生産ラインの構築を祝った。

 落成式で大岡三茂・大岡技研会長は「国、道、市の協力で落成まできた。数年後の設備の完成を目指して頑張りたい」とあいさつ。来賓の増山壽一北海道経済産業局長、高橋はるみ道知事は祝辞で、道内のものづくり産業の集積に期待を込めた。

 大岡社長が会社のプレゼンテーションを行い「この室蘭から海外の競争にうち勝ち貢献していきたい」と述べ、来年初頭から本格生産に入る方針を示した。

 大岡技研は自動車のマニュアル・トランスミッション用精密鍛造歯車を量産する国内唯一のメーカー。

 室蘭工場は災害リスク回避、材料の安定確保などを利点として昨年4月に着工、同11月に工場建屋と厚生施設が完成。敷地面積1万4700平方メートル、工場建屋面積7300平方メートル。2500トン熱間精密自動鍛造プレス1台、1600トン手動プレス2台の3生産ラインを整備した。投資額は40億円。

 製品は本社など国内3工場と同じ精密鍛造歯車。室蘭製鉄所が生産する棒鋼の切断から熱間鍛造、中間熱処理、冷間鍛造、機械加工、検査、こん包まで一貫して行う体制構築を目指している。
(粟島暁浩)


◆―― 新たに20億円設備投資

 自動車用精密鍛造歯車メーカーの大岡技研(本社愛知県)の大岡由典社長、大岡三茂会長が室蘭工場落成式後に記者会見した。3年後の2016年(平成28年)に売り上げ30〜40億円、月産80万個を目標に新たに20億円の設備投資を行う方針を示した。

 室蘭工場は三つの生産ラインを整備。新たな20億円の設備投資で、熱間鍛造プレス機を2台増やし5台に、冷間鍛造プレス機は2台から4台増やし6台に増強する。

 大岡三茂会長は「当初は15年までを想定したが、ヨーロッパ経済の上向き具合で早まるかもしれない。時期は正確に言えない」と述べた。

 年内は生産ラインが整い次第、月産15万個、来年から同30万個の生産を想定する。

 室蘭工場の主力は歯車に加工する前の基本部品となるモノブロックギアの製造で、GM(アメリカ)とフォルクスワーゲン(ドイツ)に出荷。一部国産メーカーも見込む。

 社員数は地元採用を中心に35人と、本社工場からの5人の40人体制でスタート。3年後は80〜100人体制とし、検査員に女性を起用する考えも明らかにした。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭港防災拠点目指し自衛隊施設誘致をきょう中央要望

 室蘭港の防災輸送拠点化を目指す室蘭地域自衛隊施設等誘致期成会(栗林和徳会長)はきょう30日、自民党国会議員への要望活動を行う。市と市議会、期成会の連名で要望書を提出し、災害時の輸送力強化を訴える。

 訪問先は、自民党の町村信孝氏、中谷元・元防衛庁長官、佐藤正久・防衛大臣政務官、今津寛氏。地元選出の堀井学衆院議員が同行し、栗林会長、室蘭市議会の羽立秀光、早坂博両議員ら4人が要請する。

 要望内容は、先の室蘭市議会臨時会で可決された、室蘭港の防災拠点化を拡充する自衛隊輸送関連施設誘致を求める決議を基本に、市と市議会、期成会の3者連名でまとめた要望書を提出する。期成会は「地元の活動を伝え、今後の取り組みの助言をいただきたい」としている。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭の旧胆振支庁跡地の介護施設、オープン1年遅れ

 室蘭市幸町の旧胆振支庁庁舎跡地に介護付き有料老人ホームを建設する、さわやか倶楽部(北九州市、内山文治社長)は、当初の工期を大幅に延長、オープンが約1年遅れの来年10月以降となりそうだ。

 同社によると、震災復興などにより道内の建設資材や技術者が不足しているのが工期見直しの主な理由。当初今年11月にオープンし入居を受け入れる計画だったが、冬場の工事休止期間を含め工期を17カ月に延長、来年10月末の完成を目指す。

 地鎮祭を6月4日に予定し、準備を進めている。建物の規模は、鉄筋コンクリート4階建てで当初の計画通り。入居定員は100人で、ショートステイ10人、職員も約50人を現地採用する予定だが、それぞれ募集時期も来年にずれ込むとしている。
(佐藤重理)





   ■ 室蘭市の高齢者住宅改修補助、問い合わせ相次ぐ

 室蘭市は2013年度(平成25年度)、高齢者が暮らす住宅の手すり取り付けや段差解消などのバリアフリー化に必要な改修経費の一部を補助する助成制度を新たに創設した。高齢者の介護予防が狙い。市民の関心は高く、27日の申請受け付け開始後、問い合わせが相次ぎ市は、早めの申し込みを促している。

 対象は、介護認定を受けていない65歳以上の人が暮らす住宅のバリアフリー化工事。主な対象工事は(1)ろう下や階段、トイレ、浴室などへの手すり取り付け(2)段差解消(3)階段の滑り防止器具取り付け(4)ドアから引き戸への取り替え(5)トイレの和式から洋式への変更―など。一戸当たり18万円を上限に費用の9割を補助する。

 申し込み窓口は、市内に4カ所ある地域包括支援センターまたは市高齢福祉課。要支援、要介護―認定を受けている場合は、介護保険制度に同様の助成メニューがあるため対象外となる。

 高齢福祉課によると、29日までに計13件の申し込みがあり問い合わせも多い。同事業は、助成額が本年度予算に計上した900万円に達すると終了するため、同課では早めの申請を呼び掛ける。

 年をとれば、想像よりも体が動かなくなり、段差を乗り越えられなかったり、バランスを崩しやすくなるもの。市高齢福祉課は「同事業を活用し、予防策を講じてほしい」と話している。問い合わせは高齢福祉課、電話0143・25局2872番。
(野村英史)





   ■ 今年も豪快パフォーマンス、登別・鬼花火1日スタート

 地獄谷の鬼花火が6月1日から、登別温泉街にある地獄谷展望台でスタートする。8月9日までの毎週木、金曜日、ロングラン開催する。湯鬼神(ゆきじん)たちが豪快に火柱を噴き上げる手筒花火のパフォーマンスで温泉街を盛り上げる。

 登別市と登別観光協会の共催。湯の守り神の湯鬼神たちが、観光客の厄を集め、手筒花火とともに浄化する「鬼花火伝説」に基づいた、登別らしい観光イベントで、毎年実施されている。時間は午後8時半から30分弱。

 今年で8年目となるが、すっかり人気が定着した。前年度は計20回の開催で3万7680人を集めた。1回当たり平均では約1900人となり「年々増加している」と言う。

 当日は、暗闇に包まれた地獄谷の丘から、どらの音に合わせて湯鬼神10人が登場。剣や鈴を掲げ、厄を集める鬼踊りを披露。クライマックスでは高さ8メートルにもおよぶ火柱を噴き出す手筒花火が行われる。湯鬼神との写真撮影も自由。

 初日は唐神昌子観光協会長らによるオープニングセレモニーも実施される。今年は50周年となる登別地獄まつりが8月23〜25日に開催される予定で、関係者は「鬼花火の勢いを地獄まつりにつなげよう」と張り切っている。

 観光協会まつりイベント委員会の白田明義委員長は「迫力満点のイベントです。大勢の方に楽しんでもらいたい」と、来場を呼び掛けている。詳細、問い合わせは観光協会(電話84局3311番)へ。
(鞠子理人)





   ■ 危険“携帯”運転、伊達高で自転車安全運転講習会

 伊達高校(武者秀一校長)の1年生を対象にした自転車安全運転講習が28日、伊達自動車学校で開かれ、体験型の講習を通してマナーを守った正しい乗り方を確認した。

 生徒の半数が通学手段として自転車を利用していることから、事故防止の安全意識を高める狙いで毎年、自動車学校の協力を得て開催。1学年の4学級142人が、2日間に分かれ受講する。

 同校の教習コースで行われた講習では、荷台に重しが載った自転車を使った2人乗り実験や、携帯電話片手に通話しながらスラロームでコーンを通り抜けるテストを実施。コースをそれたり、両足が着くなど無謀な運転の危険性を実感していた。
(菅原啓)





   ■ 白老牛肉まつりに公式Tシャツ、100着を会場で販売

 白老牛肉まつり実行委員会(天野勝晶委員長)は「オフィシャル(公式)Tシャツ」を製作、6月1、2の両日、第24回白老牛肉まつり会場で販売する。

 札幌のイラストレーター、相川みつぐさんがデザインしたオフィシャルTシャツは、黒毛和牛をモチーフにした黒を基調に、胸元には牛のキャラクターがあしらわれている。英語で「第24回白老牛肉まつり」「おいしいよ」の文字も。

 「普段も着られるようにデザインしてもらった。普段から着ることによってPRにもなるだろうし、まつりが盛り上がればいい」と実行委関係者。

 約100着の限定販売。一着2千円。サイズは子供用、女性用、S、M、L。高速道路白老インター前広場のまつり会場では実行委のテントで販売する。
(富士雄志)





   ■ 苫小牧の出光興産道製油所が来月から定期保全補修

 苫小牧市の出光興産北海道製油所(大橋邦一所長)は29日、6月上旬から1カ月間、脱硫装置などの定期保全補修工事(マイナーSDM=シャットダウンメンテナンス)を実施すると発表した。4年に1度のメジャーSDMより規模は小さいものの、1日当たり450人(ピーク時)が作業に当たる。

 SDMは高圧ガス保安法など各種法律に基づき、全装置を一時停止して実施する定期点検工事。昨年度はメジャーSDMを行い、1日当たり約2500人が作業に当たった。今年は小規模で原油処理を続けながら、生産を停止しない形で行われる。

 作業は重油や軽油から硫黄を取り除く脱硫装置の触媒を取り換える。触媒を取り換えることにより、生産のロスを減らすことができるため、毎年行うことにしているという。

 工事は道内外の13社が請け負い、ピーク時には作業員450人が参加する予定。工事費は約10億円で、大規模時の5分の1となっている。

 また、昨年は作業のため中止された構内の桜観賞は、6月3日から午前11時、午後3時の1日2回受け付ける。同社では「楽しみにしている人が多い。今年は2年ぶりなので多くの人に見学してほしい」と語っている。事前予約は同社、電話0144・56局0121番へ。
(佐藤重伸)






【2013年5月30日(木)夕刊】より


   ■ 室蘭・海星学院が被災地支援、今年も釜石に生徒派遣へ

 室蘭・海星学院高校(香川謙二校長、196人)は、昨年度に引き続き生徒を東日本大震災の被災地・岩手県釜石市に派遣する。日程は7月9〜13日。今後、現地でボランティアに携わる生徒を募集する。

 同校は昨年、当時の2年生5人を日本カトリック司教協議会の「カリタスジャパン」が釜石市に開設しているベースに派遣。仮設住宅で暮らす被災者の傾聴ボランティアなどに携わった経験を高校生の目線で広く伝えている。

 これらの活動が評価され、今年の「小さな親切」運動室蘭支部による小さな親切運動実行章を受章。29日に同校で全校生徒が出席した受章伝達式が行われ、ボランティアに参加した大谷真奈美さん(3年)らが「一人の力は限られているが、一歩を踏み出すと大きな力になる。高校生だからできることがある」と後輩たちに呼び掛けた。

 今年のスケジュールは7月9日に室蘭を出発。仮設住宅での傾聴ボランティアや写真の洗浄、大船渡市や気仙沼市といった三陸沿岸を視察するなどして13日に室蘭に戻る。「ボランティアに参加したくて入学した生徒もいる」(同校)といい、作文で5人程度を選考する。
(有田太一郎)



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