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【2013年5月28日(火)朝刊】より



   ■ 室蘭の液化炭酸ガス事業―製鉄所が原料、世界初製造へ

 新日鉄住金室蘭製鉄所(室蘭市仲町、田邉孝治所長)構内で計画されている液化炭酸ガス製造事業は、世界初となる製鉄所から発生する副生ガスを使って製造することが27日までに分かった。新日鉄住金エンジニアリング(本社東京)の最新技術を活用し、製鉄の工程で発生する二酸化炭素の高純度化が可能となる。

 エア・ウォーター(本社大阪、本店登記・札幌)によると、室蘭製鉄所の副生ガスの二酸化炭素の純度は数十%で、プラントに整備する高純度化装置で99%以上まで高められる。

 液化炭酸ガスの製造は、これまで道内で唯一、子会社の共同炭酸(本輪西町)が担ってきた。エア・ウォーター炭酸(本社東京)は、室蘭製鉄所構内に新プラントを今年7月着工。来年10月稼働を見込み、以後はエア・ウォーター炭酸が液化炭酸ガス事業を展開する。事業費は29億円。

 新プラントでは、道内需要の全量をまかなうことができる日量120トンを製造する計画。共同炭酸はドライアイス製造に特化するという。

 JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所(室蘭市陣屋町、三ツ井克則所長)はこれまで、共同炭酸に高純度の二酸化炭素を供給。来年3月末の原油処理停止に伴い、二酸化炭素の供給も停止する方針を示していた。

 エア・ウォーターは新たな二酸化炭素の調達先を検討。製鉄所で発生する二酸化炭素を高純度化できる装置の実用化により、室蘭での新たな液化炭酸ガス製造事業を打ち出した。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭港舞台に花添える「日本丸」7月14日、舟漕ぎ“海戦”

 室蘭港を舞台に漁船を手漕ぎする早さを競う、第2回むろらん港鉄人舟漕ぎ大会(同実行委主催)が7月14日、室蘭港の中央埠頭周辺で繰り広げられる。当日は、対岸に航海練習帆船「日本丸」が入港を予定しており、市民が港に親しむ一日になりそう。出場30チームの募集が始まっている。

 競技は、全長7メートル幅1・7メートルの舵なしボートに漕ぎ手6人と艇長、旗持ちの各一人の計8人が一組となり、オールを漕いで計150メートルのコースを往復する早さを競う。予選は上位チームが勝ち残るタイムトライアル、準決勝、決勝はトーナメント方式。18歳以上の30チームを先着順に募集する。

 賞金は優勝10万円、準優勝5万円、3位2万円、パフォーマンス賞1万円となかなか豪華。開港140年市制施行90年に合わせて開催した昨年の第1回大会は、市内外の30チームが出場。定期開催を臨む声が出ていた。同実行委は「市民の評判は良く、室蘭の夏を代表するイベントに育てたい」と意気込む。

 実行委事務局によると、舟漕ぎ大会は釧路、函館、江差など各地にあるが、漁に使われていた実際の漁船を手漕ぎするレースは、室蘭の特徴という。

 会場となる中央埠頭旅客船バースの対岸には、航海練習帆船「日本丸」が入港中の予定で、絵になる風景が見られそう。同バース周辺には、露店が十数店とフリーマーケットが店開きする。フリマ出店者は募集中だ。

 大会参加料は1チーム3千円、フリマは無料。申し込み、問い合わせは、室蘭観光協会内の同実行委事務局、電話0143・23局0102番へ。
(野村英史)





   ■ 室蘭・よってけ浜町が7月新装開店、新鮮野菜など販売

 室蘭市中央地区の活性化に取り組んでいる中央町商店街やさしさ事業コンソーシアム(舟本隆代表)の2013年度(平成25年度)のスケジュールが決まった。地域住民の交流場所となるふれあいサロンよってけ浜町(室蘭市中央町)の7月上旬のリニューアルオープンを目指す。家庭菜園や旬の魚介などの販売など新規イベントを順次実施していく予定だ。商店街ホームページ(HP)や駐車場案内板の作成など、商店街情報の発信にも着手する。

 同サロンは7月上旬の改修終了、オープンを目指し、地域住民の交流やイベントの拠点とする。エスプレッソ試飲や休憩用のいす、テーブルを設置。子育て世代も利用できるようおむつの交換場所を設けるほか、冬季に向けて暖房器具も増設する。

 同サロンを活用したイベントも多彩だ。家庭菜園や山菜、追直漁港と連携した魚介類、近隣住民手作りの漬物、食器や陶器などを販売する「わいわい市場」を同月からスタートする。カフェ機能や文化センターなどの社会教育施設との連携事業にも取り組む。

 地域住民に商店街に足を運んでもらうきっかけづくりとして、商店街情報を発信する「一店逸品パンフレット」の作成や町内会との連携事業、ホームページ作成などにも取り組む。パンフレットはA6判フルカラー冊子で1万部作成し、近隣住民に配布する。

 不足業種出店事業として、長ア屋室蘭中央店の閉店により蘭西地区でゼロになった書店に関するニーズ調査や出店募集も行う。同コンソーシアムは事業項目ごとに担当者を決めて随時開催に向けて協議する。

 23日夜に開いた会合でスケジュールを決めた。冒頭あいさつに立った舟本代表は「各事業を具体的に進めていく中で、積極的に意見を取り入れ実践していきたい」と述べた。

 同コンソーシアムは同中央店の閉店により中央地区で買い物弱者を発生させないため、回遊性を高める商店街を目指して昨年5月に結成した。これまでワークショップや意見交換会を複数回開き、大型店機能の補完や地域住民へのサービス提供などについて議論を深めてきた。
(石川昌希)





   ■ 高体連バスケ室蘭支部予選、海星学院女子Vで全道へ

 インターハイにつながる第66回北海道高校バスケットボール選手権大会室蘭支部予選が、24日から3日間の日程で室蘭市宮の森町の市体育館などであった。男子は駒大苫、女子は海星学院が地区を制した。

 男子は25チーム、女子は17チームが出場。それぞれ4ブロックに分かれてトーナメント戦を実施し、上位4校による決勝リーグで順位を決めた。選手は日ごろの練習の成果を発揮。最後まで諦めることなく必死でボールを追い、相手ゴールを目指した。

 男子は優勝の駒大苫、2位の海星学院、3位の道栄、女子は優勝の海星学院、2位の苫東が6月20日、稚内市で開催される全道大会進出を決めた。
(奥村憲史)

 結果は次の通り。

 ◇男子
▽1回戦

 苫工121―44静内農、室清水94―64伊緑丘、苫東124―33伊達、室工85―68苫高専、登青嶺98―31苫中央、苫西87―21様似、浦河98―49静内、富川97―43えりも、白老東105―35鵡川

▽2回戦
 海星学院98―73苫工、苫東98―56室清水、室栄74―57室工、道栄134―24登青嶺、室東翔113―30苫西、苫南111―54浦河、登明日76―67富川、駒大苫147―40白老東

▽3回戦
 海星学院72―60苫東、道栄70―55室栄、苫南97―83室東翔、駒大苫115―57登明日

▽決勝リーグ
 海星学院71―45道栄、海星学院95―56苫南、駒大苫78―57海星学院、道栄97―68苫南、駒大苫105―46道栄、駒大苫114―70苫南

 ◇女子
▽1回戦

 苫高専54―37静内農

▽2回戦
 海星学院131―16苫高専、浦河74―50駒大苫、室栄109―36白老東、苫南103―27大谷室蘭、室東翔80―48登青嶺、苫総経195―14静内、室清水78―71登明日、苫東86―49苫西

▽3回戦
 海星学院91―30浦河、苫南62―43室栄、苫総経72―51室東翔、苫東87―49室清水

▽決勝リーグ

 海星学院102―47苫南、海星学院81―60苫総経、海星学院90―51苫東、苫南68―60苫総経、苫東70―39苫南、苫総経62―50苫東





   ■ 登別市が企業技術力調査実施へ「市内外に特色PR」

 登別市は2013年度(平成25年度)から企業情報の収集を始めた。市内企業約80社を対象に、「企業のキラリと光る資源を集めたい」と、アンケート調査による実態把握を開始。5月号の広報紙から企業紹介枠を設けるなど「市民や市外企業にPRしたい」としている。

 非正規労働者や中高年齢者の雇用、就労機会を増やす「緊急雇用創出推進事業」の一環。企業と行政の接点づくりと、信頼関係を構築し関連産業の集積を目指す。「ピンポイントで情報提供できる仕組みをつくる」狙いもある。

 アンケートは「製造業技術力調査票」という名目で、食料品と工業品の2種に分け配布している。

 内容は主な製品や納入先と販売先、保有設備のほか、企業の自己PRや社会貢献活動、新規採用の状況などを尋ねている。市によると、対象企業を順次増やしていく計画で「最終的には100社を超える」見込みだ。

 併せて聞き取り調査も行う。臨時職員を採用し地域おこし協力隊員と一緒に市内企業を回る。「地域おこし協力隊のノウハウを生かし、取り組みを発展させたい」(市)としている。

 結果は14年度に「登別市企業技術力調査書」(13年度版)を発行し、市民に「市内企業への愛着を持ってもらう契機としたい」(担当者)考え。

 また、市内企業紹介ホームページ(HP)の作成や事業所を冊子にまとめた登別「キラリ」製造業(仮称)を発行する予定だ。

 市は「調査結果を市HPで随時発信し、企業誘致活動に活用していきたい」と話している。
(粟田純樹)





   ■ 伊達CC40周年、来月23・24日に記念大会

 伊達市北有珠町のゴルフ場「伊達カントリークラブ」(18ホール)が開場40周年を迎えた。来月から記念のサービス料金を打ち出す。

 同ゴルフ場は1973年(昭和48年)6月23日開業。雪解けが早いコースとして知られており、降雪クローズまでの営業日数は道内トップクラス。90年代前半は年間約5万人の利用があった。

 今年は春になっても寒さが続き、オープンは4月6日にずれ込んだが、4、5月とも営業は順調。乗用カートによるセルフプレーの申し込みが増えている。

 クラブ会員を対象にした40周年記念ゴルフ大会は6月23、24日に開催。両日は会員だけのコース利用とし、参加者には記念品をプレゼントする。

 一般客向けの記念企画は、毎週月・金曜日の「セルフ感謝デー」。6月からスタートし、カレーライスの食事付きでプレー料金を4800円とする。

 6、7月は平日午前8〜9時スタートの「コンペセット」も売り出す。9人以上のコンペで、セルフプレーが基本。90分間ジンギスカン食べ放題、おにぎり1個、ソフトドリンク付きでプレー料金は1人6800円。「申し込みはお早めに」と呼び掛けている。

 問い合わせは伊達カントリークラブ(電話0142・38局2531番)へ。
(伊藤教雄)





   ■ 壮瞥・洞爺湖で有珠山登山学習会、大地のパワーに感動

 立ち入りが制限されている有珠新山や大有珠山頂に登り、火山防災に理解を深める登山学習会が、25日開かれ、参加した約60人が足から伝わってくる大地のエネルギーと、身近な火山の存在を再認識した。

 洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会が年1回開催しているジオツアー。ジオパーク圏内4市町のほか札幌、遠くは関西からも参加した。

 一行は、洞爺湖温泉街から北外輪山第4火口まで貸し切りバスで移動し、降車後、北側の斜面に取り付き登山開始。途中、洞爺湖有珠火山マイスターらから火山活動や砂防施設、植生回復の状況を聞いた。

 噴火湾側から見える荒々しさとは対照的に湖側の傾斜は緩く、1977〜82年(昭和52〜57年)の火山活動で隆起した有珠新山の断崖から、もくもくと噴煙を上げる火口や沿岸部の市街地を見下ろしながら、大有珠へと歩を進めた。

 膨れ上がった溶岩ドームの岩場を慎重に進み、約2時間かけて標高733メートルを踏破。登別市から加わった松山義則さん(62)・米子さん(61)夫妻は「貴重な機会に登ることができ、感激です」と洞爺湖有珠山ジオパークを一望する絶景を堪能していた。

 参加者らは感動と同時に山頂から見た市街地と、普段見上げる有珠山との距離感の違いを目に焼き付け、防災に対する意識を強めていた。
(菅原啓)





   ■ 苫小牧の岩瀬さん、「無心の剣」最高段位8段合格

 苫小牧剣道連盟の教士7段、岩瀬健さん(51)=凌雲中教諭=が最高段位8段に合格した。合格率1%前後という難関を突破。現在の道内8段有資格者で15人目、道南では2人目となる。岩瀬さんは「先生方のご指導のたまもの。今後も精進し正しい剣道の普及に努めたい」としている。

 岩瀬さんは苫小牧市出身。小学3年で竹刀を握り地元高校を卒業、早稲田大学へ進学。卒業後、教師となり久保内中を振り出しに勤務。全国教職員大会(団体3回、個人3回)、東北・北海道大会8回出場など身長184センチの大型剣士として活躍する。

 2011年(平成23年)秋から8段に挑戦した。12年春に2次審査へ進むも不合格。「1次合格者の打ちの強さ、打った後の抜け(間合いの切り方)などを見て圧倒された。もっと求めなければ」。原点に立ち返った。

 精神面の大切さもより理解した。「打ち急がない」「崩れない気持ち」を練るためにこれまでも通っていた札幌、室蘭、登別の稽古会へますます力を入れた。8段の先生にぶつかり、受けた助言はメモし常に振り返った。志を同じくする剣友と切磋琢磨した。

 自らを追い込んだ稽古の積み重ねから心、技、体が一つとなる充実感を得た。「まとまってきた。良い状態」。臨んだ4度目の挑戦、京都であった5月2日の審査会。全国から1011人が受審。合格は岩瀬さんを含めわずか7人。合格率は0・7%だった。

 立ち合いを振り返り「2次審査で攻めて打ったメンぐらいしか分からない。内容はほとんど思い出せない。体が勝手に対応した」。不合格だった3回の審査内容は細かく覚えているだけに、無心だった。

 市内で剣道場の館長も務める岩瀬さん。結果を喜びつつ「『稽古はうそをつかない』とあらためて感じた」。さらに「正しい剣道を伝え、稽古を通じ恩返しができれば」とこれまで以上に剣の道にまい進する構え。

 指導に当たった胆振管内剣道連盟会長で剣道最高位、範士8段の小高終八郎さん(75)=登別市=は「登別の稽古会にも欠かさず参加し稽古、研究に励んでいた。審査も見たがとても良かった。今後胆振、北海道の剣道発展に尽力してほしい」と喜んだ。
(奥村憲史)






【2013年5月28日(火)夕刊】より


   ■ 腕を振り楽しくラン、室蘭市体協が児童に走り方指導

 室蘭市体育協会主催の「楽しくランニング」が27日、室蘭市入江町の入江陸上競技場で開かれた。参加した小学生たちは、正しいランニングフォームを学びながら走る楽しさを味わっていた。

 7年連続で開かれている同体協主催の人気行事。今回は約70人が集まり、ACE室蘭の選手と同体協職員が講師を務めた。初めは仰向け、うつ伏せになってからのスタートを練習。児童たちは集中して耳をすませ、合図の笛が鳴ると素早く飛び起きてゴールへと駆け抜けた。

 続いて、地面に敷いたはしご状の器具をまたぎながら進み、股関節の柔軟性などを養うラダートレーニングを実施。子どもたちは「足だけではなく、腕をよく振って走って」との指導を守りながら練習に励んでいた。
(吉本大樹)



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