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【2013年5月21日(火)朝刊】より



   ■ 全振連が全国実態調査、道内半数で空き店舗増加傾向

 全国商店街振興組合連合会(全振連、本部東京)は、2012年度(平成24年度)商店街実態調査報告書をまとめた。商店街を類型別で見ると、百貨店や量販店、専門店を中心に構成されて遠距離から買い物客が訪れる「超広域型」が増える一方で、マチ場を構成する空き店舗数の増加も顕著となっている結果が明らかになった。専従事務局員がいない組織が7割以上あり、独立した事務局組織を持つ難しさも浮き彫りになっている。

 商店街の平均店舗数は52・9店。前回(09年度)調査よりも1・2店増えているが、直近のピークである1985年度(昭和60年度)調査の85・7店と比べると、32・8店減少している。

 タイプ別では、買い物客が徒歩や自転車で訪れて日用品を中心に購入する「近隣型」が前回よりも減少。百貨店や量販店を含み専門店を中心に構成して遠方からも訪れる「超広域型」が140・4店で、前回より50・6店増えた。

 空き店舗数の平均は6・0店。空き店舗率は14・62%で2003年度(平成15年度)以降、毎回の調査で増加。地域別でみると、過去3年間で増えたと答えた商店街は、北海道が49・0%。ほぼ半数の商店街が空き店舗の増加を実感しているようだ。活動を下支えする専従事務局員は、74・6%が0人。13・2%が1人という状況だ。

 空き店舗対策について、室蘭市内では積極的な活用策が進められている。12年度から市は商店街振興組合、商店会と連携した事業に着手。商店街の中心部や角地など商業者側が出店を要望する場所を、市がホームページで紹介し、複数出店につながっている。

 一部は補助金支給の対象物件であり、開店前の改修費用を捻出できるとあって、出店希望者、商業者の双方から好評だ。商業者が空き店舗所有者と交渉して家賃を下げるなど、マチ場に迎え入れる商業者の努力も光る。

 事務局員の確保は、全国事情と同様に課題の一つだ。事務局員の雇用や事務所の設置に必要な資金の不足が主な理由として挙げられる。確保していない組織では、理事長や会長などの代表者らが一手に引き受けている事例も見られる。

 「事務局機能があるのとないのでは、大きな違いがある。店に立ちながら組合の事務作業をするのは難しい」(関係者)との声もある。

 経営者の高齢化や大型店の閉店、移転検討などマチ場の環境は変化し続けているが、マチに人を呼び込む活動は各地で盛んだ。マチを盛り上げるためには、元気な商店街の存在が欠かせない。人口減による買い物客数の低下が懸念される中、商店街に人を呼び込む活動に注目が集まる。

 調査は商店街の景況や課題など実態を明らかにして、今後の活性化施策の基礎資料とすることを目的にしている。1970年度(昭和45年度)から実施し今回が11回目。対象は全国の商店街振興組合や商店会、事業協同組合など。8千件発送して、回答は3090件(回答率38・6%)。このうち有効回答は3066件(有効回答率38・3%)だった。
(石川昌希)





   ■ 室蘭・輪西商店街振組がおでかけバスに合わせ住民交流

 室蘭市の地域コミュニティー交通の導入に向けた実証実験「おでかけバス」の運行に合わせて、輪西商店街振興組合(土田昌司郎理事長)は20日、輪西町のサロン・ぷらっと(複合公共施設ぷらっと・てついち内)で歌声喫茶を開き、地域に住む高齢者らが合唱などで交流を深めた。

 国の地域商店街活性化事業に採択された「輪西商店街振興組合活性化推進事業」の第1弾。高齢化や坂道が多い地域事業を踏まえて、おでかけバス利用者に同施設を訪れてもらい、交流促進や商店街で買い物を楽しむきっかけづくりにする。通常はサロンぷらっと運営協議会が月2回のイベントを開いているが、このうち1回を同推進事業として同組合が主催する。

 初日は約50人が参加して、歌声喫茶が行われた。ピアノ演奏に合わせて「しあわせなら手をたたこう」「どんぐりころころ」などを全員で合唱した。直近で誕生日を迎えた人の名前を歌詞の一部に取り入れたり、歌に合わせて手を動かしたりと、ユニークな取り組みが行われ、参加者の歓声と笑顔が広がっていた。消費者被害に遭わない方法を学ぶ寸劇も行われた。

 次回は6月3日を予定。9月までに夜景写真の紹介など月1回のイベントを計画。おでかけバスは運行日の5日前から前日までの申し込みが必要。同組合はおでかけバスが通る輪西地区の大沢、みゆき両町などでポスターを掲示してイベントをアピール。同組合は「バス運行とイベント開催の周知につながる。充実した事業運営につなげたい」と話している。

 同推進事業ではこのほか、商店街マップの作成やインターネットツールの勉強会などを予定している。おでかけバスの利用は同組合、電話0143・43局5846番へ。
(石川昌希)





   ■ 室蘭工大の就職好調―4学科で決定率100%達成

 室蘭工業大学(佐藤一彦学長)を2012年度(平成24年度)に卒業した学部生の就職決定(内定)率は98・6%となり、学科再編前の前年度を8・2ポイント上回った。昼間コースの建築基盤系、機械航空創造系、情報電子工学系の各学科と夜間主の機械航空創造系の計4学科は決定率が100%を達成。同大では「景気回復傾向が背景にある」とみている。

 同大は09年度に6学科(建設システム工学、機械システム工学、情報工学、電気電子工学、材料物性工学、応用化学)を4学科に改組。12年度は、新学科で入学した学生を社会に輩出する最初の年にあたる。

 学科別に決定率を見ると、昼間コースは、建築社会基盤系学科が建築学と土木学の両コースが100%。機械航空創造系学科も機械システム工学、航空宇宙システム工学、材料工学の3コースが100%となった。

 応用理化学系学科は、応用化学と応用物理の両コースが100%でバイオシステムコースが89・3%。情報電子工学系学科は、電気電子工学、情報通信システム工学、情報システム学、コンピュータ知能学の4コースともに100%。4学科全体では98・9%に達した。

 夜間主コースは、機械航空創造系学科が100%で情報電子工学系学科が90%。全体は96・2%となった。大学院は博士前期課程が99%、同後期課程が66・7%だった。

 同大キャリア・サポート・センターは「土木関係は東日本大震災の復興需要で人がほしい状態が続いている。公共事業が抑制されていた時期は厳しかったが、メンテナンス関連での募集が増えている。バイオ関係は今後伸びていく分野。就職活動で苦労していた学生も内定を得た」と分析する。

 本年度の就職活動について同センターは「順調に内定を得ている。12年度に続いてもらいたい」としている。

 30日は同大学生の採用希望がある企業の企業見学会・説明会が行われる。
(有田太一郎)


◆―― 大学院学生募集要項

 室蘭工業大学大学院工学研究科の2014年度(平成26年度)博士前期課程、同後期課程13年10月入学・14年4月入学の学生募集要項が決まった。願書の配布開始は前期課程が5月17日、後期課程が6月3日(予定)。

 両課程とも二次募集は一次募集の状況次第で実施しない場合がある。実施の有無は11月ころに同大公式ホームページで公表する。

 募集人数などは次の通り。問い合わせは入試グループ入学試験ユニット、電話0143・46局5162番へ。

【博士前期課程】
▽推薦・高等専門学校専攻科修了生

 推薦は建築社会基盤系専攻10人、公共システム工学専攻3人、機械創造工学系専攻12人、航空宇宙システム工学専攻2人、応用理化学系専攻20人、情報電子工学系専攻27人、数理システム工学専攻3人。高専は各専攻若干名。出願期間は6月17日〜21日。学力検査は7月6日、合格発表は同26日。

▽一般
 一次募集は建築社会基盤系専攻17人、公共システム工学専攻5人、機械創造工学系専攻31人、航空宇宙システム工学専攻8人、応用理化学系専攻25人、情報電子工学系専攻30人、数理システム工学専攻5人。出願期間は7月29日〜8月1日。学力検査は9月3日と4日、合格発表は同20日。二次募集は未定。出願期間は14年1月22日〜28日、学力検査は3月3日と4日、合格発表は同21日。

▽社会人入試・外国人留学生(国内出願)
 一次募集は各専攻とも若干名で二次募集は未定。出願期間などの日程は一般と同じだが、社会人の学力検査は初日のみ。

【後期課程】
▽一般

 一次募集は14年4月入学と13年10月入学の二区分で実施。14年4月入学の募集人員は、建設環境工学専攻5人、生産情報システム工学専攻6人、航空宇宙システム工学専攻4人、物質工学専攻5人、創成機能工学専攻4人。13年10月入学は各専攻とも若干名。二次募集(14年4月入学)は未定。

 一次募集の出願期間は7月29日〜8月1日、学力検査は9月3日。合格発表は同20日。二次募集は出願期間が14年1月22日〜28日、学力検査が3月3日、合格発表が同21日。

▽社会人・外国人留学生(国内出願)
 募集人員は一次募集(13年10月入学、14年4月入学)が各専攻若干名。二次募集(14年4月入学)は未定。出願期間などの日程は一般と同じ。





   ■ ウインズ室蘭で26日に感謝イベント、名物屋台村店開き

 26日で営業終了する室蘭市本輪西町のJRAウインズ室蘭(川崎和則所長)は同日、感謝イベントを開く。室蘭が誇る自慢のグルメが集まった恒例の「室蘭名物屋台村」も同時に開催。ウインズ室蘭では、大勢の来場を呼び掛けている。

 同施設は1989年(平成元年)3月オープン。近年は発売額や入場者数が大幅に減少しJRA全体の事業再編の一環で24年間の歴史に幕を閉じる。

 感謝イベントでは合計千円以上(複数枚可)の勝馬投票券を購入した人が参加できる抽選会を実施。ウインズ室蘭のオリジナルタンブラーやオリジナルマグボトル、マフラータオルなどが抽選で当たる。

 また、今年の「室蘭名物屋台村」は、施設内の特設会場に計5店舗が出店。ホタテの玉焼き、くじらん焼き、ソイめし、カレーラーメン、室蘭やきとり、海鮮やきそば、骨付きフランクフルト、シカスティックなど、室蘭自慢のB級グルメ計11種類が110〜500円で販売される。

 ウインズ室蘭では、「長年のご利用、ご愛顧に感謝しています。大勢のファンに営業最終日を楽しんでほしい」と来場者を呼び掛けている。
(松岡秀宜)





   ■ 健診と温泉の日帰りプラン始動―登別市が成果に期待

 登別厚生年金病院と、登別温泉の「花鐘亭はなや」が連携し4月から、日帰りの医療観光に取り組んでいる。商品名は「へるしー(減脂)ぷらん」。健診終了後、1980円ではなや特製会食と温泉が楽しめる格安プラン。特定健診受診率向上が課題の、登別市も成果に期待している。

 病院が提案、はなやが協力した。各種健診受診者を対象に、当日限りではなやの特製会食と温泉を格安で提供するプラン。手ごろ感を出すため、食事代、入浴代、休憩室代(午前11時〜午後3時)込みで低料金に設定した。

 実際の流れはまず、健診予約時にプランを申し込む。当日は健診を受け、終了後、病院向かいのはなやに徒歩で移動。食事して温泉を楽しみ、客室で午後3時までくつろげる―という感じだ。

 料理にも力が入る。提供される特製会食は吸い物、焼き物、鍋などが並ぶ「はなやの夕食をベースにした本格メニュー」。「安かろう悪かろうにはしたくなかった」とこだわった。

 企画の背景には、病院側の健診受診者増加対策、ホテルの宿泊増加対策、市の国保加入者の特定健診受診率向上対策、医療ツーリズムの実践―などがある。

 はなやの今井光・亭主は「地域の基幹病院のために少しでも役立てばと考えました。日帰りプランを通じて宿泊される人も多く、宿泊増にもつながれば」と狙いを話す。

 同病院庶務課の若木康夫さんらは「女子会などグループで気軽に健診を受けるという楽しみ方もできます。そんなきっかけになれば」と期待している。

 希望者は健診予約時に、電話(0143・84局2165番)でプラン利用を申し込むとよい。詳細も同じ。
(鞠子理人)





   ■ 伊達・聖ヶ丘病院硬式野球部に即戦力6選手が入部

 社会人野球の都市対抗北海道地区1次予選(24日開幕、日本野球連盟北海道地区連盟主催)で、25日に初戦を迎える伊達聖ヶ丘病院硬式野球部は今季、大卒4人、高卒2人の6選手を新たに迎えた。オープン戦で早くも結果を残すなど、即戦力として期待を背負う選手らに意気込みを聞いた。

 和歌山県出身の太田信彰投手(22)は、金沢学院大から入部。多彩な変化球を武器に、打たせて取るのが持ち味。5日に行われた支部大会初戦では、公式戦初登板で完封勝利し、早くも先発候補入りの右腕は「1年目から貢献できるよう頑張ります」と気を引き締める。

 同じく金沢学院大の横川優也外野手(22)は179センチ、86キロと新人6選手の中で最も体が大きく、支部大会決勝で二塁打3本を放つなどパワーを秘めている。本人は「打撃よりも守備」と肩の強さをアピールする。

 駒大苫小牧高、鶴見大を経て入部の五十嵐元捕手(22)は、高校、大学と香田誉士史氏(現・西部ガスコーチ)に師事。「投手の力を最大限引き出すリード」をモットーに、同期の太田投手と黄金バッテリーを組む。

 同じ鶴見大出身の柳沼宏明内野手(22)は打撃が好調。支部大会初戦で決勝点となる犠飛、決勝は3安打と波に乗る。「勝負強い打撃で貢献したい」と都市対抗でも活躍を誓う。

 さらに白樺学園高の斉藤智康(19)、洞爺湖町出身で鵡川高の国岡優太(18)の両内野手も非凡なセンスを感じさせ、若松敦治監督(39)は「大卒の4人は伸びしろがあり、高卒の2人も潜在能力は高く成長が楽しみ」と補強に手応えをつかんでいる。
(菅原啓)





   ■ 伊達・善光寺の「円頓戒」などの重要文化財修復終わる

 伊達市有珠町にある蝦夷三官寺の一つ、善光寺(木立大忍住職)が所蔵する重要文化財の文書「円頓戒(えんとんかい)」と絵画「仙海上人画像」の修理が完了し20日、同寺宝物館に収められた。

 2005年(平成17年)6月に指定された重要文化財39種62点のうちの2点。同寺が文化庁の指導を受けながら12年度事業で修理。東京の文化財修復専門業者が作業に当たった。

 円頓戒は7代目住職、仙海上人(在職1851〜70年)が大本山増上寺の大僧正から受けた免許状8通。天保4年(1833年)に記された僧侶許可証や僧侶心得で、同上人はこれを持って善光寺に着任した。

 紙本墨書にしみやしわ、虫食いがあり、欠損箇所も目立っていたため、同じ繊維質の紙で修復。裏打ちの補強は行わず、当時の折り目をそのまま残した。

 仙海上人画像(91・3センチ×40・1センチ)は年記不明だが、死去した明治5年(1872年)以降に描かれたとされる。189センチ×57・3センチの掛け軸になっており、裏打ちの強化、しわや汚れの除去を中心に修復を図った。

 木立住職、木立真理副住職が仕上がりを確認し、「重文の指定を受けたおかげで、立派に修復することができた。これらを後世に伝えていくのが私たちの務め」と覚悟を新たにしている。
(伊藤教雄)





   ■ 白老でご近所野菜市始まる―自慢の安値、週2回開催へ

 白老町川沿の共生型事業所「はぁもにぃ」の運営委員会(星貢委員長)による今年最初の「ご近所野菜市」が18日、同事業所駐車場で開かれ、価格100円を中心に小分けした野菜が並び、近くに住むお年寄りらが買い求めていた。

 テント4張りに原木シイタケやアスパラ、ギョウジャニンニク、コゴミ、ミズナ、チンゲンサイ、コマツナ、ホウレンソウなどが並んだ。星委員長が「野菜が本格的に採れる夏には週2回開催したい。きょうはぜひ買って行ってください」と呼び掛けた。

 一束100円のアスパラは数分で完売。回覧板で周知した川沿や美園に住む人たちが、お目当てに熱い視線を送っていた。

 地域の高齢者や障害者、子どもたちとの交流を目指す同委員会は、本年度もご近所野菜市をはじめ「地域ほっこり食堂」「現代版寺子屋事業」などを実施することにしている。
(富士雄志)






【2013年5月21日(火)夕刊】より


   ■ 室蘭市のまちづくり人材育成研修、実践形式で学ぶ

 地域課題を解決する話し合いを円滑に進める技術を身に付ける、室蘭市のまちづくり人材育成研修が20日、市役所で始まった。市職員や大学生ら28人が、協議の進行役(ファシリテーター)やワークショップ運営のノウハウを実践形式で学んでいる。

 講師は、札幌市の石塚計画デザイン事務所代表の石塚雅明さん。まちづくりワークショップを「参加者が主体的に参加し体験などを共有し、互いに気づきや学びを創りだす場」と定義し「議論はできる限り地域ぐるみで。多様な考えの中に課題解決のヒントがある」と“地域力”を引き出す重要性を説いた。

 ファシリテーターは、参加者の意見をしっかりと受け止める姿勢を見せるのが大切な役割という。「笑顔とうなずきが出来れば6、7割のスキルを身に付けたのと同じ」と話した。

 初日の後半は、参加者のうち7人が、室蘭の良さや魅力をアピールするキャッチコピーをテーマに、1時間のワークショップでどれだけの成果が出せるか実践した。ファシリテーターだけでなく、その他の役割を認識し、価値観の違いをどう共有化していくか、その方法を体感していた。

 きょう21日は、意見を言いやすい投げかけ方や発言を共有、整理し論点を明確化にする演習に臨む。午後から複合公共施設の在り方を考えるワークショップを体験する。ワークショップの組み立て方についての講義、演習に臨む。
(野村英史)



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