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【2013年5月18日(土)朝刊】より



   ■ 室蘭市議会が防災拠点港案を可決、自衛隊施設誘致へ

 第2回室蘭市議会臨時会が17日招集され、室蘭港の防災拠点港の拡充を図る自衛隊の輸送関連施設の誘致を求める決議案の採決を行い、20対2の賛成多数で可決した。

 決議は、物流・防災機能の強化に向け、政府に対し自衛隊の輸送関連施設の配置を求めている。活断層がないなど港の安全性や、災害・非常時を想定した石油製品の国家備蓄基地の役割や広域防災フロート配備などの実績を強調。さらに陸自第7師団第71戦車連隊と締結した災害時連携協定を踏まえ、室蘭港を防災拠点港と位置付けた拡充整備が、国民の安心・安全などにつながる、とした。

 室蘭市内の経済団体などでつくる誘致期成会が7日、要望書を市に提出していた。

 決議を巡っては当初、複数の議員が慎重な姿勢を見せていたが、防災拠点形成の観点では理解を示し、事前協議で決議案の文案に修正を重ね日本共産党を除く5会派が賛成した。

 日本共産党室蘭市議団の田村農夫成会長は同日の臨時会で、太平洋戦争時の艦砲射撃などで数百人の市民が犠牲になった史実や平和都市宣言を挙げ、2004年(平成16年)の海自の輸送艦おおすみの入港では「平和な港の活用に汚点を残した」と指摘。決議案は「港の軍港化につながる」と反対討論した。

 同臨時会では総額4439万5千円を追加する2013年度(平成25年度)一般会計補正予算案など議案2件を原案可決。西いぶり広域連合議会議員選挙は、投票の結果、佐藤潤(市民ネット・むろらん)、山中正尚(市政創造)、砂田尚子(公明党)、早坂博(新緑会)の4氏が当選した。
(野村英史)


◆―― 地の利生かす、青山剛室蘭市長の話

 東日本大震災では広域防災フロートの活用が被災地の復旧に大きな役割を果たしたこと、室蘭港が災害時を想定したエネルギー供給のための石油製品の備蓄拠点としての役割を担っていること、災害に強い地の利を生かし、災害対応などへ貢献できる拠点を目指すため、期成会活動に協力したい。





   ■ 新日鉄住金室蘭製鉄所で第6号発電設備の完成祝う

 新日鉄住金室蘭製鉄所(室蘭市仲町、田邉孝治所長)の高効率の第6号発電設備が完成し、17日に同施設建屋周辺でしゅん工式が行われた。既に4月1日から本格稼働しており、発電出力は12万5千キロワット。北電以外では道内最大級の自家発電設備となる。

 6号機は再熱再生型汽力発電システムを採用。製鉄工程で発生する副生ガス(高炉ガス、コークス炉ガス、転炉ガス)を活用してエネルギーコストを改善するとともに、発電時の二酸化炭素排出量削減を図る。

 室蘭製鉄所の発電設備はこれまで1〜5号機が稼働。1〜3号機は1960年代(昭和30年代後半)に建設され老朽化していたため統合して6号機を新設。1、2号機は予備機に活用し、最も古い3号機は廃止した。

 1〜3号機の合計出力7万5千キロワットから6号機に置き換わることで12万5千キロワットにアップ。発電効率は28%から40%に大幅に向上する。製鉄所全体(4〜6号機)の発電出力は32万2千キロワットとなる。

 しゅん工式には田邉所長ら新日鉄住金、関連会社の役員、来賓の田辺隆久胆振総合振興局長ら約70人が出席。神事で安全操業と事業発展を祈願した。続いて始動の儀では田邉所長ら4人がくす玉を割り、稼働を祝った。

 田邉所長は「昨冬の電力不足の際、正月返上で試運転して北電に電力供給し、北海道に貢献しようという熱意が伝わる素晴らしい立ち上げだった。主力発電設備としてコスト競争力強化、環境改善の面で長く使っていきたい」と述べた。

 新日鉄住金が進めるエネルギー体質強化プロジェクトの一環で整備。君津、大分両製鉄所の新発電設備と合わせて建設し、設備投資額は合わせて800億円。
(粟島暁浩)





   ■ 室栄高13期生・68歳の2人が道内一周マラソンに挑戦

 室蘭栄高校の第13期生、高嶋威男(たけお)さん(68)=横浜在住=と、山形修身(おさみ)さん(68)=東京在住=が協力して道内一周マラソンに挑戦する。出発点を室蘭、稚内の2カ所に分け、3年かけてそれぞれ道内を半周、計一周を走り抜く計画。他の卒業生の声援を背に“完走”を目指す。

 高嶋さんは今月21日に同校をスタート。函館―小樽―留萌を経由し稚内に向かう。一方、山形さんは高嶋さんから引き継ぐように稚内を8月に出発。網走―釧路―えりもを経由し、ゴールの室蘭を目指す。道のりはそれぞれ千キロ余に及ぶため、負担を考えてマラソンは年2回、数日ずつに分けて行う予定だ。

 高嶋さんは就職を機に横浜に転居。健康のためにと40代でマラソンを始め、魅力にとりつかれた。以降、東京、北海道などのフルマラソン大会に出場を続け、参加数は昨年11月で100回を数えた。横浜のマラソン仲間が知床―函館の横断を成功させたのをきっかけに、道内一周を決意。実業団駅伝で活躍した経験を持つ山形さんを誘い、準備を進めてきた。

 17日に里帰りした高嶋さん。今回は21日から3日間で渡島管内森町まで進む。月450〜500キロのトレーニングで脚を鍛えてきたという。夢の実現に向け「楽しみながら完走したい。ゴールの時は道内の同窓生と一緒に走れたら」と気負いはない。

 校訓に「質実剛健」を掲げ、歴史を重ねてきた同校。2人の後輩になる第14期生の渡辺敏明さん(68)は「校訓を地で行く挑戦。仲間として最後まで応援したい」と成功を願っていた。
(吉本大樹)





   ■ 函館どつく室蘭製作所で4年ぶりにタグボートを建造

 函館どつく室蘭製作所(室蘭市祝津町、武田勇一所長)が建造する4千馬力型タグボート(199トン)の起工式が17日、同所S5加工工場で行われ、関係者らが建造工事開始を祝うとともに無事故を願った。

 タグボートは秋田曳船(本社秋田市、西宮公平社長)の発注。全長33・71メートル、幅9・6メートル、深さ4・05メートル。同所のタグボート建造は2009年(平成21年)以来4年ぶり。

 起工式には秋田曳船、道運輸局室蘭運輸支局などから7人が出席した。神事に続いて、西宮社長がNCプラズマ切断機の起動スイッチを入れると鮮やかな紫色の光を放ちながら鋼板切断がスタート。出席者らが拍手で祝福した。

 命名・進水式は8月23日、引き渡しは10月31日を予定している。

 来月下旬には、同所初のフェリー建造工事がスタートする。
(山田晃司)





   ■ 登別・中央新生町内会に「お困り事解決隊」が誕生

 日常生活のSOSをワンコインで支援する「お困り事解決隊」が、登別市の中央新生町内会(今平人会長)に発足した。隊員は現役時代に大工や機械整備の専門職などで活躍した多彩な技能を持つ65〜70歳の約10人。今会長は「長年の知識や経験を生かして住民の生活をサポートしたい」と意気込んでいる。

 住民ニーズに対応するため行政に頼る“お願い型”の町内会運営からの脱却を目指し、4月に立ち上げた。公的サービスでは処理できないちょっとした困り事を、地域の力で解決する一助となる。隊員となって作業に携わるメンバーの「生きがいづくり」の狙いもある。

 サポートメニューは電球・蛍光灯の交換はじめ家具の移動、庭の清掃・草刈り、簡単な大工仕事など。冬場は高齢者宅の除雪を手掛ける予定。料金は1件につき500円と手軽で、町内会の収入として積み立てる。町内会員ならば誰でも気兼ねなくサービスを利用できる。

 これまでパソコン修理や映像をDVDに収めるなど、4件の依頼をこなした。利用者からは「顔見知りだから安心」との声もあり、評判は上々という。

 隊の結成に尽力した本多輝夫総務部長(70)は「困り事を速やかに解決することが大切。新たな助け合いの形として定着させたい」と強調。

 今会長も「働く意欲を持っていたり、自分の技能を誰かのために生かしたいと思う人は多い。行政の手の届かない部分をカバーしたい」と広がりを目指している。
(粟田純樹)





   ■ 伊達紋別駅前再開発事業、メーンの共同住宅着工

 JR伊達紋別駅前を再開発する「伊達駅前AB地区第1種市街地再開発事業」のメーンとなる共同住宅の工事安全祈願祭が17日、伊達市山下町の現地で行われた。1棟42戸を建設し、来年3月末の完成を目指す。

 都市再開発法に基づく第1種市街地再開発事業で、総事業費は14億9千万円。再開発するA地区は2100平方メートル、B地区は1600平方メートル。権利者は合わせて37人。共同住宅は山下町72・1ほかのA地区に建設する。

 鉄筋コンクリート5階建て延べ3934平方メートルで、1棟42戸の内訳はシルバー用14戸、車椅子対応4戸、一般用24戸。完成後、市が駐車場も含めて10億8千万円で買い取り、市営住宅とする。来年7月ごろの入居開始を予定している。

 同再開発事業の施行者はアルファコート伊達駅前AB地区開発株式会社(札幌)。昨年1月に事業着手し、伊達紋別駅寄りのB地区から本工事を進め、これまでに平屋の権利者店舗3店、権利者住宅4戸と権利者店舗2店が入る3階建てのビルを設置。現在、5店が入る貸店舗の新築工事を行っている。

 共同住宅の建築工事は地元の須藤建設・平口建設特別共同企業体(JV)が受注。電気工事なども地元のJVが落札。安全祈願祭に菊谷秀吉市長、寿浅弘幸伊達商工会議所会頭、河部律雄伊達駅前商店街振興組合理事長らを招き、工事中の無事故を誓った。
(伊藤教雄)





   ■ 今春完成の豊浦・大岸の特養ホームが津波避難ビルに

 豊浦町は17日、社会福祉法人幸清会(大久保幸積理事長)と、津波発生時の一時避難所として、大岸地区の施設を利用する防災協定を締結した。

 協定の対象となるのは、大岸に今春完成した鉄筋コンクリート6階建ての施設で、豊泉地区から移転する特別養護老人ホーム幸豊園(入所者80人)。事業費約10億円のうち、町が3億円を補助した。

 最上部(地上22メートル)の6階には、近くを流れる小鉾岸川西側の住民約230人が収容可能な屋内避難スペース(約360平方メートル)や、食料や生活用品を備蓄する保管庫、非常用電源設備のほか、テントが張れる約600平方メートルの屋外避難スペースも設けている。

 幸豊園で行われた締結式では、工藤国夫町長と大久保理事長が協定書を交わした。工藤町長は「住民の安心安全を確保でき心強い。今後も理解と協力をお願いします」と述べ、大久保理事長も「万が一に備え、有効に活用していただければ」と締結を歓迎した。
(菅原啓)





   ■ 白老で来月1、2日に牛肉まつり、上物率初の100%

 6月1、2の両日開かれる第24回白老牛肉まつり(同実行委主催)に使用される白老牛15頭すべてが、肉質等級5段階の「4」以上の上物と格付けされた。上物率100%は初めて。

 日本食肉格付協会による格付けは、1頭当たりの枝肉割合を示す「歩留まり等級」をA、B、Cの3段階に、「肉質等級」は5を最高に5段階。牛肉まつりに使用する15頭のうち最高ランクの「A―5」が5頭、「A―4」が10頭。枝肉総重量は昨年を712キロ上回る7309キロ。昨年のまつりの上物率は78・5%だった。

 白老牛焼き肉は前回を2千パック上回る1万6千パック用意。両日実施する黒毛和牛の丸焼きは千皿販売する予定。炭火による焼き肉コーナーは3千席、焼き肉コンロは1500個用意する。昨年は過去2番目の多さとなる4万6千人がブランド牛を堪能した。

 両日実施するもちまき大会は、景品として白老町応援大使・日本ハムファイターズの稲葉篤紀、鵜久森淳志両選手のサイン入りユニホーム4着、ボール6個、色紙8枚を用意。まつり実行委と企業がPR事業として新たに商品化した「白老牛すじ煮込みカレー」は500食、白老牛を食材にした「ピリ辛チャーハン」は400食販売する。

 会場は高速道路白老インター前の白老川河川敷。問い合わせはJAとまこまい広域農協白老支所、電話0144・82局2266番。
(富士雄志)






【2013年5月18日(土)夕刊】より


   ■ 室蘭・喜門岱小で山菜調理学習、春の恵み「おいしい」

 室蘭市喜門岱小学校(三浦敏校長、18人)の山菜調理学習が17日、同校で開かれた。子どもたちは前日に学校周辺を散策して採ったヨモギやフキ、ササノコなどを調理して春の味覚を堪能していた。

 毎年恒例の取り組み。ヨモギの天ぷらや団子、フキやササノコの炒め煮を作った。子どもたちは協力し合ってフキの筋をとったり、包丁でそれぞれの素材を切るなどし、下ごしらえと調理に励んだ。

 ヨモギの天ぷらを作るグループは揚げたてを味見し「おいしいね」とにっこり。昼に全てのメニューが完成し、みんなで頬張った。子どもたちは2日間の頑張りと料理の出来映えに、達成感や満足感を味わっていた。
(成田真梨子)



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