■ 伊達ウインドファームに風車1基目設置、8月までに5基
【2011年6月30日(木)朝刊】

「伊達ウインドファーム」に設置された日鋼室蘭製の2千キロワット風車の1基目=伊達市南黄金町
 ユーラスエナジージャパン(本社東京)は伊達市南黄金町で建設を進めていた風力発電施設「伊達ウインドファーム」の風車1基目を設置した。風車の製造元は日本製鋼所室蘭製作所(室蘭市茶津町、早川保所長)。出力2千キロワット級。8月上旬までに全5基を完成させ、11月から営業運転を開始する予定だ。

 「伊達ウインドファーム」は、風力発電売電事業で国内最大手のユーラスエナジージャパンが旧伊達牧場内の丘陵地を借り受けて建設している。

 同社の風力発電施設は道内5カ所目、道南で展開するのは初めて。日鋼室蘭製の風車を使用するのは今年3月に運転を開始した鹿児島県の国見山ウインドファームに続いて2カ所目となる。事業費は非公表。

 戸田建設札幌支店が昨年7月29日に着工し、道路整備、基礎工事などを進めてきた。1基目は22日にタワーを建て、26日に3枚のブレード(羽根)を設置した。現在、付帯施設の高圧連係変電所、送電線などを建設中で、8月上旬までに5基の風車が200〜500メートル間隔で建ち並ぶ。

 その後、使用前検査などを行って、11月から営業運転をスタートさせる。6600世帯分の年間使用量に相当する総出力1万キロワットの発電電力はすべて北海道電力に売却する。

 日鋼風車は平成18年度から製造を開始した2千キロワット永久磁石励磁同期ギアレス風力発電機(JSW―J82)。タワーは高さ80メートル、ブレードの長さは40メートル。日鋼室蘭によると、他の形式より発電効率が高く、ギア、増速機を使用しないため保守コストが低減されるという。

 日鋼室蘭が遠隔監視システムで運転・管理に当たる。伊達ウインドファームの5基が稼働すれば、国内で運転する日鋼製風車は100基に達する。
(山田晃司)

【写真=「伊達ウインドファーム」に設置された日鋼室蘭製の2千キロワット風車の1基目=伊達市南黄金町】




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