■ 新日鉄室蘭製鉄所があす100周年記念式典・祝賀会
【2009年7月29日(水)朝刊】


 明治42年7月21日の創業から今年で100年を迎える新日本製鉄室蘭製鉄所(室蘭市仲町、升光法行所長)があす30日、室蘭市内で記念式典・祝賀会を開く。道内唯一の銑鋼一貫製鉄所、ものづくりのマチの礎として激動の1世紀を刻んだ。世界トップレベルの特殊鋼棒線基地に発展した室蘭のシンボルの大きな節目を、マチを挙げて祝い合う。

 記念式典・祝賀会は30日午後6時から、室蘭市中島町のホテルサンルート室蘭で開かれる。高橋はるみ・道知事、新宮正志・室蘭市長、周辺自治体の首長、地元町会や商店街の関係者、市内企業代表、労組幹部、OBら130人を招く。

 オープニングで製鉄所が創業して以来の歴史、地域とのつながりを紹介するDVDを上映し、来賓、社幹部らによる鏡割りを行う。出席者に記念誌、記念品などを贈呈する。 

 新日鉄室蘭のルーツである輪西製鉄場は、北海道炭砿汽船の井上角五郎専務の尽力で明治42年に誕生。7月18日に砂鉄精錬による50トン溶鉱炉の火入れ、同月21日に初出銑が行われた。以後、合併・統合、経営主体の交代などで輪西製鉄所、北海道製鉄、輪西製鉄組合、輪西製鉄、日本製鉄輪西製鉄所、富士製鉄室蘭製鉄所、新日本製鉄室蘭製鉄所と変遷した。

 創業以来、数度にわたる鉄鋼不況、昭和20年7月15日の艦砲射撃による設備の壊滅、50〜60年代の“鉄冷え”のあおりを受けた合理化と高炉休止の危機など、幾多の難局を乗り越えた。

 現在は特殊鋼棒線製造に特化。棒鋼の9割を自動車部品が占め、線材は自動車向けのほか明石大橋や白鳥大橋のメーンケーブルを製造した。プラスチックリサイクル、鉄鋼スラグによる「海の森」(海藻)再生事業を推進するなど、環境関連事業にも積極的に取り組んでいる。
(山田晃司)




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