■ 前室蘭市長・岩田弘志氏が死去、改革の基礎築く
【2008年7月29日(火)夕刊】

岩田弘志氏
 前室蘭市長の岩田弘志(いわた・ひろし)氏が29日午前2時14分、脳幹出血のため市立室蘭総合病院で死去した。83歳。兵庫県姫路市出身。自宅は室蘭市祝津町4・4・78。通夜は30日、告別式は31日、室蘭市本町1・1・15、慈心院本館で。時間は未定。

 岩田氏は28日午後5時ごろ、市内で倒れ、意識不明の状態で同病院に搬送された。

 胆振支庁長、道商工観光部長を経て昭和54年初当選。平成7年4月まで4期16年務めた。高度成長が終えんを迎える中、新日鉄室蘭の高炉存続に最も力を入れた。

 財政再建を旗印に、行政改革に着手。待遇改善では職員との衝突もあったが、是々非々の姿勢で、現在も受け継がれる改革の基礎を築いた。白鳥大橋着工などで実績を残した。

 勇退後も各方面で活躍。代表を務める国際民間交流組織・タイ東北部奨学基金の活動ではタイ教育省から表彰も受けた。長男の聡氏は任天堂社長。

 民主党室蘭支部初代代表。裏千家淡交会室蘭支部長、噴火湾海洋動物観察協会会長。平成7年室蘭市自治功労、同11年勲三等瑞宝章。
(鞠子理人)


◆―――功績は計り知れない、新宮正志市長の話

 「突然の訃報にただただ驚くばかりで、言葉にならない。岩田市政の功績は計り知れず、参画できたことを誇りに思っている。その後も自ら先頭に立ち、市民活動推進に頑張られたことが、今の市民力につながっている。心からご冥福を祈ります」


◆―――リーダーシップ発揮、山中正尚室蘭市議会議長の話

 「岩田さんの市長就任時、市内経済は基幹産業の相次ぐ合理化により、財政が大変厳しい状況だった。いち早く行政改革に取り組み、積極的にリーダーシップを発揮、立て直しの基盤を築いた功績は大きい。急な訃報は誠に残念」

【写真=岩田弘志氏




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