■ 室蘭港旧フェリーふ頭、日胆初の耐震強化岸壁完成
【2008年3月22日(土)朝刊】


耐震化工事が終了した室蘭港旧フェリーふ頭第2岸壁 日胆初の耐震強化岸壁として国が整備を進めてきた室蘭港旧フェリーふ頭第2岸壁の工事が終了、防災拠点港としての基盤が整った。平成20年度から供用開始する。室蘭市はRORO船(フェリー型貨物船)など内航貨物の輸送動向に対応させた岸壁と位置づけ、定期航路実現を目指す。

 耐震化は、阪神大震災を機に国が出した「主要港の1バースを耐震化」との基本方針が背景。通常のふ頭は「75年に1度程度の地震に耐えうるもの」、耐震岸壁は「数100年に1度の地震に耐えられるもの」になる。震度6弱の対応を想定している。

 14年度に大洗航路が休止、岸壁が遊休化したことを契機に公共化を国に要請、実現した。16年度に着工し、4カ年で整備。岸壁の延長は233メートル、水深8メートル。改良地の埋め立て土砂約4万3,000立方メートルを掘り起こし、改良材で構造を強化。フェリー専用の防衝工を撤去した。総事業費は約33億円。

 完成により室蘭港の防災拠点港としての機能が強化された。15年度には西1号ふ頭に防災フロートが配備されたが、今回の耐震化に合わせ岸壁と隣接する1.2ヘクタールの入江臨海公園や臨港道路を、住民の避難や物資の緊急輸送に備える施設と位置付けられる。

 ただ、完成と同時のスタートを目指していたRORO船の定期航路については就航の見通しが立っていない。現状では洞爺湖サミットで警戒に当たる道外消防車両を輸送するRORO船のスポット活用が検討されている以外では、単発での貨物船利用などが想定される程度。

 市港湾部は「防災拠点港の機能が強化される」としながら、「RORO船就航は厳しい状況だが、誘致活動を継続、航路開設を目指したい」としている。

【写真=耐震化工事が終了した室蘭港旧フェリーふ頭第2岸壁


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