■ 胆振支庁など入居、室蘭「入江広域ビル」起工式
【2008年3月7日(金)朝刊】


 胆振支庁などが入居する入江地区広域センタービルの起工式が6日、室蘭市海岸町の建設予定地で行われ、関係者が工事の安全を祈願した。出席者約130人の顔ぶれは事業理念通り、まさに"オール室蘭"。公共と民間が同居する全道初の賃貸方式による事務庁舎建設の具現化に、関係者からは喜びの声があふれた。

 起工式には建設主体のむろらん広域センタービル株式会社や同社株主、入居する道や民間企業、室蘭市、室蘭市議会、施工業者などから幅広い顔ぶれが集まった。2日がかりで設置された450平方メートルの大型テント内で行われたが、起工式の規模としては「白鳥大橋完成以来」という。

 施主を代表して同ビル会社代表取締役、新宮正志室蘭市長が「地域の力で庁舎を建設したいと道に訴え続けてきた。今後の公共施設の指針にもなる。西胆振連携に活用されることも期待している。実現は市民の力」とあいさつした。

 新宮市長と共に代表取締役を務める天里勝成・室蘭商議所会頭は「長年の懸案だったが、まず第1段階を迎えられた。次は完成後の運営。市民の期待を裏切れない。一流企業に育て、みなが良かったと思える施設にしたい」と述べた。

 施工業者には地場を中心とした企業体が名を連ねる。同ビル新築建設協議会の代表幹事、藤川康司・藤川建設社長は「ようやくこの日を迎えられた。室蘭の技術力を発揮する好機。期待にこたえ、無事故で引き渡したい。室蘭の力を全道に発信できれば」と引き締めた。

 大杉定通・胆振支庁長は「民活による支庁入居は全道初のケース。胆振支庁移転に対する地元の熱意を感じた。予定通り進めば、来年の3月には移転できる。道が箱物建設を凍結するなか、地元の知恵が実った」と関係者に感謝した。

 同ビルは鉄骨造り4階建て総面積1万4000平方メートル。建設費は29億6000万円。胆振支庁ほか室蘭市の窓口業務、金融機関、室蘭商議所などが入る。着工は週明け10日の見通しで、来年2月の完成を目指す。

 
【写真=起工式でくわ入れを行う新宮市長(右)と天里会頭】 


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