■ 1万6千人余りを輩出、室蘭商業高校で閉校式
【2008年3月3日(月)朝刊】


全員で校歌を歌い締めくくった室蘭商業高校の閉校式 3月末で閉校する、室蘭商業高校(金濱茂校長)の閉校式が2日、同校体育館で開かれた。最後の卒業生69人はじめ、来賓やPTA、同窓生、地域住民など約600人以上が足を運び、「至誠」「進取」を校訓に掲げた、室商85年の最後を見届けた。

 式典は、卒業証書授与式に続いて開かれた。金濱校長は「優れた人材を各方面に輩出し地域や企業から高い評価を受けてきたのが誇りでした。これまでの支援を今後は統合校の室蘭東翔高校に寄せていただきたい」と別れのあいさつを述べた。

 道教委の吉田洋一教育長は「募集停止の後、最後まで室商の明かりをともし続けた卒業生や教職員の努力に感謝したい」、新宮正志室蘭市長は「室商は本市の誇り。学校が歴史を閉じるのは寂しい限りだが、歴史と伝統の重みはいつまでも地域と生徒の心の中に残る」とあいさつした。

 生徒を代表して、生徒会長の杉本愛さん(3年)が「伝統の一部になれたことを誇りに思う。最後の生徒として学んだことを今後の人生の糧にしたい」と感謝の言葉を述べた。最後に参加者全員で校歌を歌い締めくくった。引き続き、市宮の森町の蓬らい殿に会場を移して「感謝のつどい」が開かれた。

 室蘭商業高校は、大正12年5月、前身の室蘭商業学校が開校。同年末に現在の市中島小付近に校舎を構えた。何度かの校名変更を経て昭和25年から男女共学に。同年、市母恋南町に移転した。41年から50年まで定時制課程を開設、47年には現在の8丁平に移転した。今春卒業の69人を含め1万6127人を輩出した。跡地の活用は現在のところ未定となっている。

 
【写真=全員で校歌を歌い締めくくった室蘭商業高校の閉校式】 


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