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2006年4月5日付朝刊より

室 蘭
■ 昨年に続き、室工大に住民登録臨時窓口設置

 室蘭市は室蘭工業大学の新入学生に住民登録を呼び掛けるサービスセンターの臨時窓口を、4月10日から3日間、同大学内に開設する。新規登録者には室蘭ルネッサンスが発行している「室蘭歓鯨ウエルカムパス」を配布して新たな室蘭市民誕生を歓迎する。

 室工大内への臨時窓口の開設は、住民基本台帳人口が58年ぶりに10万人を割った昨年に続いて2回目。住基人口と国勢調査人口の比較で水元、高砂地区に住民登録をしていない住民が多いことから、「相当数の学生が登録していない」と推測し、「名実ともに室蘭市民になってもらおう」と開設した。

 昨年は89人が臨時窓口で登録を済ませた。登録者には住民基本台帳カードの無料作製や公共施設を無料で利用できるサービスを行ったが、今年はウエルカムパスを配布する。市内の登録飲食店など83店でサービスを受けられるカードで、マチになじんでもらいたい考えだ。

 5日の入学式後に行われるガイダンスに市職員が出向き、住民登録の必要性と臨時窓口の開設スケジュールや必要書類などについて説明。10日から12日の午後1時から同4時まで学生支援センターロビーに窓口を設ける。

 市サービスセンターは「選挙権や印鑑証明の発行などにも欠かせない住民登録の必要性を理解してもらい、多くの学生さんに登録してもらいたい」としている。


■ 「すごい」、科学館に二足歩行ロボット登場

 室蘭市青少年科学館(小川征一館長)は4日、二足歩行ができるロボットを関係者に披露した。居合わせた子供たちは「すごい」「かっこいい」と大きな歓声を挙げていた。

 ロボットは高さ34センチ、重さが1・2キロ。動力は内蔵電池。パソコンに入力した行動のプログラムにより、歩いたり、前転や屈伸など人間に近い動きができる。

 ロボットは、室蘭市教育委員会の職員や関係者、訪れた子供たち約30人が見守る中を登場。同館職員がパソコンで動作を入力すると、直立したロボットがあお向けになったり、すくっと立ち上がるなど、機敏な動きを見せていた。

 小川館長は「最新の教材を導入できた。バーチャルと現実を結びつける良いきっかけになる」と喜びを語った。

 日本製鋼所室蘭労働組合(池田智昌組合長)が結成60周年を記念して2月、室蘭市に寄付した善意の一部を充てて購入した。価格は1体15万円。同館はプログラムの最終調整を行い、4月下旬に一般公開し、操作体験をしてもらう予定だ。


■ 幌萌町の巨大桜、先日の雪で大ぶりの枝折れる

 巨木も大雪には勝てず―。室蘭市幌萌町の観桜名所として知られる巨大桜の枝が、2日から3日にかけての降雪により折れてしまった。樹木の右側が無くなる痛々しい姿。開花の季節を目前にした惨事ながら”自然災害”とあって、地域住民は「仕方がない」と、がっかりしている。

 巨大桜は、樹齢170余年のエゾヤマザクラ。高さ約20メートル、幹回り約8メートル。開花の季節には、地元の中幌萌町会が毎年樹木をライトアップし、大勢訪れる市民らを楽しませている。

 付近住民によると、2日午後から降り出した雪が枝に積もった重みで折れたという。3日朝に発見された。
 折れたのは、幹から伸びている直径1・2メートルほどもある大ぶりの太い枝。無残にも折れたところからぶら下がり、一部は地面に落ちている状態。折れた枝はさらに数本枝分かれしており、春を知らせる茶色のつぼみを無数に付けていた。

 近くに住む大内繁三さん(73)は「折れた枝は腐れや傷のない部分だった。自然の仕業で仕方がない」と肩を落とす。「開花シーズンには、車が止められないほどの人が訪れているのに残念。全体の約三分の一がやられた。素晴らしい花が見せられない」と悔しがる。

 桜を所有する室蘭埠頭(入江町)は、市内の造園業者に処置を依頼した。今週中に折れた部分を切り落とし、雑菌などが入らないよう融合剤を塗布する。同業者によると「樹木全体がダメになることはない」という。地元町会では、今年も例年通り桜のライトアップを実施する予定だ。


■ 聴覚障害者の「耳」に、要約筆記ボランティア発足

 聴覚障害者のための要約筆記のボランティアグループが室蘭で発足した。西胆振地方では初めて。今後、チームワークづくりの練習を積み重ねて、今年中にも本格的な活動をスタートさせる。メンバーは「興味のある人はぜひ活動に参加してほしい」と呼び掛けている。

 メンバーは室蘭、登別の福祉施設を活動拠点とする「パソコン・ボランティア・プラザ」(略称PVP、榎本吉幸代表、30人)の榎本あつ子さん、金盛裕子さん、吉田眞記子さん、西野美樹子さんの有志4人で、40、50代の主婦。PVP自体は3年前に発足し、聴覚や視覚、肢体不自由などの障害を持つ人を対象に月2回、障害に応じてパソコン操作を教えている。

 今回は、札幌で要約筆記のボランティアをしていた金盛さんの呼び掛けがきっかけとなって発足した。
 要約筆記は、聴覚障害者が講演会を聞いたり、病院にかかったり、大学の講義を聴く場合、その内容をパソコンでまとめ、リアルタイムで表示していく。一般的には3、4人でチームを組み、内容を要約し打ち込む数人と、文章全体をチェックする人で構成。聴覚障害者は専用モニターで内容を見ることができる。

 メンバーは、話の内容を要約する文章力や国語力、パソコンに書き込む速さなどが必要。このため今後、いろいろな会議の席上などを借りて実際に要約筆記の練習を重ねるという。

 「活動は特にチームワークが大切であり、練習は欠かせない。当面は練習に専念し、みんなでスムーズに行えるようにしたい」とメンバーらは話している。

 母体の同プラザの榎本代表は「プラザは障害者へパソコン指導をしていますが、要約筆記の発足で活動の幅がさらに広がります」と今後の活躍に期待し、「私たちプラザの活動にも賛同してくれる人はぜひ参加してほしい」と話している。問い合わせ先は金盛さん(電話84局8322番)まで。


登 別
■ 中央病院のネットde面会、利用300件超える

 登別中央病院(登別市青葉町、築田浩明院長)が取り組んでいるお見舞いのメールを取り次ぐサービス「ネットde面会」が平成15年の利用開始から300件を超えた。同病院は「インターネットが使える層が増えることで利用者も増えるのでは」と今後に期待している。

 「ネットde面会」は、遠方に住んでいてお見舞いに来ることができない家族や親せきのために、患者と家族のつながりを深めて元気になってもらおう│と平成15年から運用を始めた。同病院のホームページにあるコーナーにアクセスして氏名やメッセージなど必要事項を入力し、写真もあれば添付してもらう。病院では受信したメールをプリントアウトして患者に届ける仕組み。患者からの返信も家族のみが閲覧できるプライベートページで見ることができるようになっている。

 同病院によると、利用件数は平成15年が67件、16年が91件、17年が113件。18年も3月末までに29件となっており、「インターネットの普及に伴い利用が増えたのでは」と分析する。また、運用開始当初は文字のみの手紙形式がメーンだったが、最近はデジタルカメラで撮影した写真を添付したものも増えており、遠くは米国からの利用もあるという。

 築田院長は「ネットを通じてビジュアルに面会できることで生きがいを持ってもらえるのでは。非常に有効な手段と考えています」と話している。


伊 達
■ 市内11の福祉ホーム、自治会主体の民間管理に

 伊達市内に11ある福祉ホームが新年度入りに合わせ、自治会主体の各管理運営委員会に移管された。建物所有者の伊達市は施設運営費のうち、電気、水道、ガス、灯油の光熱水費を補助対象とし、実績額の二分の一を補助する。施設の名称は「福祉会館」に改められる。

 福祉ホームは錦町、西浜町、旭町、山下町、西関内町、竹原町など11地域に設けられ、自治会や老人クラブなどの活動に利用されている。移転新築された錦町の施設を除き、各施設とも老朽化が進んでいる。

 市はこれまで、地域の自治会や老人クラブなどでつくる管理運営委員会に管理運営を委託してきた。しかし、地方自治法の改正により平成18年9月2日以降は管理委託ができなくなるため、施設を無償貸与し、管理運営を移管することにした。

 先月の第1回定例議会で福祉ホーム設置条例を廃止し、行政財産から普通財産に変更。必要な手続きを済ませた上で建物賃貸借契約を結び、4月1日から当面5年間の移管をスタートさせた。

 11施設ともこれまでと同じ管理運営委員会が受けているため、市民の利用方法に変更はない。ただ、市の条例に基づく公共施設ではなくなるため、災害時の避難場所からは外された。

 所有者の市は、引き続き大・中規模修繕、消防施設点検、備品購入を行う。さらに光熱水費の実績額の二分の一を補助することを決め、18年度予算に65万円を計上。「福祉会館」となる11施設の民間管理を支援していく。


洞爺湖
■ 4小学校統合で誕生のとうや小、7日に開校式典

 旧洞爺村内の4小学校を統合し誕生する、とうや小学校(刑部守敬校長)の開校式典が7日、同校で開かれる。教育目標も決まり、準備が着々と進められており、各地区から通う子供たちで校舎内はにぎやかになりそうだ。

 旧洞爺村は少子化による児童数減などを受け、村内にあった成香小、香川小、大原小と洞爺小の4校を今年3月末で閉校、旧洞爺小校舎を改築して「とうや小学校」を新設した。

 教育目標は「みんなと仲良く伸びる子ども」とし、子供たちにも分かりやすい内容とした。小規模校から通う児童に配慮し、悩みを気軽に相談できる体制をつくる。

 旧洞爺小の児童数は56人で、とうや小には成香から13人、香川11人、大原11人が加わり、81人でスタートする。教職員も旧高台3校から計5人がとうや小で勤務し、各地区に合わせて6人が住む。

 刑部校長は「地域に教職員が住むことで、各地の要望や連絡を密に受けられる」と見る。さらにふるさと教育推進委員会を立ち上げ、地域とのパイプづくりにも力を入れ、「離れた中でも連携を図り、地域に愛される学校づくりを進める」考えだ。

 7日は午前9時から始業式、同10時から開校式典、同11時30分から入学式をそれぞれ行う。開校式では旧4小の代表がそれぞれの学校の思いや新しい学校への決意を伝える予定。

 開校の日は旧洞爺村開拓記念の日の5月10日と決め、前日の9日には開校集会を開き、児童が新校歌を斉唱、記念植樹も計画している。刑部校長と西川隆志教頭は「複式教育の良さもあるが、人数が多いことでさまざまな考え方に触れることができる。先生方の熱意を受け、一体で頑張っていきたい」と意欲を見せている。


白 老
■ 白老町が今年も「チャレンジデー」に出場

 白老町は、笹川スポーツ財団が主催する全国的な住民参加型スポーツイベント「チャレンジデー」に今年も出場する。今年は5月31日に行われ、対戦相手は会津坂下町(福島県)に決まった。実行委員会(道見義正委員長)では、町民に協力を呼び掛け、昨年に続く金メダル獲得を目指す。

 チャレンジデーは、カナダでスタートしたユニークな住民参加型イベント。毎年5月に全国一斉に行われ、午前零時から午後9時まで、町民が15分間以上継続して運動に参加した人数を人口で割り、参加率を競う。負けた自治体が庁舎のメーンポールに勝者の町旗を1週間にわたって掲げるルール。

 白老の出場は4回目。過去の成績をみると、平成15年は温海町(山形県)と対戦、参加率は白老31・7%、温海町42・9%で敗戦。16年は温海町と石鳥谷町(岩手県)と三つどもえの対戦となり、白老は50・4%で温海町(31・7%)には勝ったが、石鳥谷町(65・9%)には敗れている。また、昨年は参加率56・1%で金メダルを獲得したが、対戦相手の八尾地区(富山県)の64・3%には届かなかった。

 今年の大会には全国93カ所(17市29町7村40地区)が出場。白老と対戦する会津坂下(あいづばんげ)町は人口1万8417人で、4回目の出場。昨年は参加率70%の好成績を収めている。

 白老町は今年、目標を対戦相手に合わせた70%に設定。実行委員会では今後、町内会連合会や企業、学校など138団体に参加協力を呼び掛ける。


2006年4月5日付夕刊より

室 蘭
■ 室蘭水族館、凧揚げ体験教室を開催へ 29日オープン

 指定管理者制度の下で4月29日に新生オープンする市立室蘭水族館(松尾信明館長)は、凧(たこ)揚げ体験教室に取り組む。礼文凧保存愛好会代表の笹山惠弘さん(59)=室蘭市白鳥台=が提供する手作りセットに、来館した子供たちが魚介などの絵を描いて空に揚げてもらう内容だ。笹山さんは「魚が宙を舞う“空の水族館”として、来館者増につながれば」と期待を膨らませている。

 凧は対角線が縦、横とも40センチのひし形。和紙と竹ひご、プラスチックの骨組み、しっぽ部分のビニールテープを材料にする。

 来館した子供たちが和紙に魚介のほかトド、アザラシといった海獣、ペンギンなどをクレヨンかカラーペンで描き、作り方の説明書を見ながらセロハンテープを使って組み立てる。幼児でも10分余りで作れるほど簡単という。

 出来上がった凧は、同水族館近くの白鳥大橋記念館「みたら」裏手の広場で揚げてもらう。体験希望者は教材費が必要で、金額は未定。

 「新生オープンの目玉がまた一つできた」と喜ぶ松尾館長は「一般の来館客だけでなく、小学生や幼稚園児の体験学習プログラムとしての活用を各校などにPRしたい。遠足や見学旅行のメニューに組み入れてもらえれば」と目を細め、効果的な開催日を思案する。

 笹山さんは「室蘭水族館にはかつて市外の学校から遠足や修学旅行の子供たちが大勢訪れていた。全国の水族館でも珍しい凧揚げ体験教室をアピールし、にぎわい復活に結び付けたい。みたら裏を使うことで、祝津地区の観光施設連携にも寄与できれば」と夢を広げている。





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