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2006年3月12日付朝刊より

室 蘭
■ 「入江地区をマチの核に」 室蘭を元気にするトークで提言

 室蘭を元気にするためのトークイベント「むろらんしゃべり場―このままじゃ?負け組(やけぐみ)むろらんの逆襲!」(NPO法人羅針盤主催)が11日、室蘭市民会館で開かれ、躍動感あふれる室蘭の将来像にアイデアを交わした。

 約150人が出席した。日本港湾協会の栢原英郎理事長が「まちを元気にする“みなと”」をテーマに基調講演した後、6人のパネリストと来場者が意見交換する「キャッチボールトーク」が繰り広げられた。

 知利別町の男性は「室蘭の景勝地はきれいだが、犬のフンが多い」と発言すると、パネリストの栢原理事長は「犬のしつけより飼い主に問題がある。東京は徹底されており、きれい」と指摘した。

 寿町の女性は「9月に豪華客船が入港するが、どのように歓迎したらいいか。ボルトマンやジャズクルーズのグッズを販売して室蘭をPRしたら」と提案。箕作幸治・室蘭港湾事務所長は「ある学校から協力したいという声が上がっている。市民全体で取り組むことが大切」と話した。

 ほかにも「サッカー場やフェリーターミナルがあり、ライトアップされた測量山のきれいな景色が見える入江地区を室蘭の核にしては」「栗林商会の旧本社ビルを解体するのはもったいない。活用する方法があるはず」など、室蘭の活性化に向けたアイデアが相次いだ。


■ 今冬経費が過去最高 市道のロードヒーティング

 今冬の厳しい冷え込みなどの影響で、室蘭市道のロードヒーティングの維持管理経費は総額9600万円となり、過去最高を記録した。ロードヒーティングの増設などに伴い、維持管理費も年々増加傾向にあり、市は「今後の増設は維持管理費と折り合いをつけながら検討する」としている。

 当初予算は例年の気温と降雪量などから7500万円を見込んでいた。気温の低下などの影響で3月に当初予算を上回ることが確実となり、市は補正予算2100万円を開会中の第1回市議会定例会に追加提案した。内訳は電気料金が1800万円、ガス料金が300万円。これまで過去最高だった16年度予算の8600万円を1000万円上回った。

 市道ロードヒーティングは97カ所で、電気を熱源とするのが77カ所(前年比2件増)、ガスが20カ所(同1件増)。総延長は約7500メートルで約70メートルの増設。

 市は「維持管理費の予算は気温、降雪の平年値と増設個所を考慮して算出している。予想以上の冷え込みと降雪量のため予算を上回った」とし「市民から坂道のロードヒーティング整備の要望が複数カ所寄せられている。増加傾向の維持管理費を考慮しながら、増設計画を検討していく」と話している。


■ 聴覚障害者のための要約筆記ボランティアが発足へ

 西胆振では初めての聴覚障害者のための要約筆記のボランティアグループがこのほど発足した。チームワークづくりの練習を積み重ねて、今年中にも本格的な活動をスタートさせる方針。メンバーは「興味のある人はぜひ活動に参加してほしい」と呼び掛けている。

 グループは、室蘭、登別市内の福祉施設で障害者にパソコンを教える「パソコン・ボランティア・プラザ」(榎本吉幸代表、30人)の榎本美樹子さん、金盛裕子さん、吉田眞記子さん、西野美紀子さんの有志4人。いずれも40、50歳代の主婦。結成は、札幌で実際に要約筆記のボランティアをしていた金盛さんの発案がきっかけとなった。

 要約筆記は、聴覚障害者が講演会や大学の講義に臨んだり、病院にかかったりする際に内容をパソコンでまとめ、表示していく。いわばパソコンによる"同時通訳"だ。3、4人でチームを組み、内容を要約し打ち込む数人と文章全体をチェックする人で構成。聴覚障害者は専用モニターで内容をリアルタイムで見ることができる。

 活動では、話の内容を要約する文章力や国語力、パソコンに書き込む速さなどが必要。今後、いろいろな会議の席上などを借りて練習を重ねる。

 「活動は特にチームワークが大切であり、練習は欠かせない。当面は練習に専念し、みんなでスムーズに行えるようにしたい」と、金盛さんらは話している。

 同プラザの榎本代表は「障害者へパソコン指導をしていますが、要約筆記の発足で活動の幅がさらに広がります」と今後の活躍に期待している。問い合わせは金盛さん、ファクス84局8322番へ。


■ みくに幼稚園、今月閉園で感謝コンサート

 今月閉園する「みくに幼稚園」(室蘭市幸町、志田光男園長)で11日、感謝コンサートが教会の礼拝堂で開かれ、通園親子や卒園生、地域住民が一流の演奏家による楽器演奏を通し別れを惜しんだ。

 日本キリスト教会室蘭教会の付属幼稚園として、昭和16年に開設された室蘭で一番の歴史を持つ幼稚園。2800人余の卒園生や地域住民に惜しまれつつ、今春その役目を終えることになった。

 午後の部、夜の部の2回開催。午後の部は約190人が訪れた。感謝コンサートは阿部博光さん(フルート)、岩崎弘昌さん(オーボエ)、阿部佳子さん(ピアノ、チェンバロ)ら演奏家に加え、同教会にある“ご自慢”のパイプオルガンを使用した演奏披露に米山浩子さんを迎えた。

 出席者らは「アベマリア」「赤とんぼ」などクラシックや童謡の美しい生演奏にじっくりと聴き入っていた。オーボエ、フルートによる「もののけ姫」「となりのトトロ」などアニメソングや、米山さんのパイプオルガン演奏「フーガ・ト短調」「主よ、人の望みの喜びよ」(J・S・バッハ)が花を添えていた。


登 別
■ 知里森舎代表の横山さん、幸恵の足跡紹介 講演会

 知里幸恵のめいにあたる横山むつみさんを講師に迎えた講演会が11日、登別市立図書館(清野良憲館長)で開かれ、参加者がアイヌ語をローマ字表記し、美しい日本語に訳した「アイヌ神謡集」を残して19歳の若さで死去した登別出身の知里幸恵について学んだ。

 図書館の利用促進を目的に開催。講師の横山さんは知里森舎代表で、この日は「幸恵とたのしもう」をテーマに講演した。

 横山さんは103年前に登別で生まれ、7歳から旭川で過ごした知里幸恵について「登別で両親と暮らしていた時は日本語を使い、岡志別川沿いにいたモナシノウクというおばあさんと過ごす時に会話でアイヌ語を身に付けた。登別でアイヌ語を学んだことが旭川で役に立った」と紹介。

 アイヌ神謡集の発行に至る経緯についても「金田一京助氏から『世界的に見てもユカラは貴重なもの』と言われたことで、口承されるアイヌの話を文字で書くことになった。アイヌ語には書き文字がないので、新しい試みとなるローマ字で書き始めた」と語った。

 そして「幸恵は19歳で亡くなったが、アイヌ神謡集を出したことで、今でもみんなの心に残っている」と結び、参加者は横山さんの分かりやすい話に耳を傾けていた。


伊 達
■ 優健分校が55年の歴史に幕、閉校式 星の丘小中に継承

 伊達市立有珠小学校優健分校・有珠中学校優健分校の閉校式が11日、情緒障害児短期治療施設・有珠優健学園体育館で行われた。松ケ枝町に建設され、来月開校する伊達市立星の丘小中学校に児童、生徒らの教育を引き継ぐ。

 有珠小優健分校は昭和26年、道立有珠優健学園内に開設され、病弱・虚弱児への教育実践を始めた。平成11年に同学園内に有珠中優健分校が設置され、中学校教育も開始。同学園は昨年4月、社会福祉法人「タラプ」(荻野秀二理事長)に移管され、7月に情緒障害児短期治療施設に変更された。今の在籍は小学生18人、中学生12人。

 同法人は老朽化した学園施設の移転新築を計画し、松ケ枝町に新しい施設を建設。これに伴い伊達市は隣接地に星の丘小中学校を建設し、同施設を利用する優健分校の児童、生徒を受け入れることにした。同分校は今月末で55年の歴史に終止符を打つ。

 閉校式には関係者約150人が出席。菊谷秀吉市長が式辞を述べ、中西広満有珠中優健分校長が別れの言葉。「有珠の地で培われた優健分校の伝統を星の丘小中学校に引き継ぎ、特色ある教育活動を進めていく」と力を込めた。

 中学1年生の貝澤美幸さんも別れの言葉を披露。「優健分校では楽しい思い出がたくさんできました。星の丘でも勉強やスポーツを頑張り、楽しい学校生活にします」と意欲を新たにした。

 卒業式は12日。本年度の卒業生は有珠小8人、有珠中3人。卒業生合計は有珠小287人、有珠中30人。


白 老
■ 道内トップ切りオープン 北海道白老ゴルフリゾート

 道内のトップを切って、白老町社台の北海道白老ゴルフリゾート(安西功支配人)が11日オープン、愛好者が今季の初プレーを楽しんだ。

 同リゾートは18ホール。太平洋や樽前山を望むコース内のロケーションも魅力で、札幌方面などのゴルファーの人気も高い。雪の少ない白老町の特徴を生かして、毎年道内で最も早くオープンしている。今季はオーナー変更により、ミサワ北海道ゴルフリゾートからコース名を一新してのスタート。

 積雪の多かった今季は2月中旬から融雪作業を行い、昨年より6日早いオープンだ。フェアウエーにほとんど雪はなく、まずまずのコンディション。

 この日の白老地方は、時折小雨もぱらつくあいにくの天候となったが、札幌方面などから20組70人が詰め掛けた。午前8時すぎにはトップスタートがコースへ飛び出し、芝の状態に気を配りながら、ショットの感触を楽しんでいた。

 札幌から来た男性は「シーズンを待っていた。4、5カ月ぶりですかね」と話していた。


早 来
■ 早来町が閉町式 今月27日、追分町と合併し「安平町」へ

 今月27日に追分町と対等合併して「安平町」となる早来町の閉町式が11日、同町の町民センターで開かれた。開基から117年、早来町としての町制施行からは49年の歴史に幕を下ろす。

 式には町関係者ら約300人が出席。出口明町長は式辞の中で、追分町と再びパートナーとなる事について「安平川流域で地域に連携したマチづくりが必要」とした上で、「現在の早来町をつくった先人の功績は語り継がないとならない。今後も住み良い郷土づくりを」とあいさつした。

 また、来賓あいさつで、同町出身の橋本聖子参議院議員は「より発展するため、安平として第一歩を踏み出すと思っている。住み良い地域となるよう皆さんと努力したい」と述べた。

 最後に町旗を降納。出席者は“マチの象徴”が折りたたまれる様子を静かに見守っていた。

 安平村(現早来町)から追分村(現追分町)が昭和27年に分村して以来、54年ぶりの再出発となる人口9400人余りの「安平町」は、今月27日に誕生。現在の早来町役場は、安平町役場の早来庁舎となる。





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