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2005年7月29日付朝刊より

室 蘭
■ 官民連携「ふるさとの暮らし創出協」来月設立へ

 新宮正志室蘭市長は28日、7月の定例記者会見を開き、人口の移住・定住対策を促進する官民連携組織「ふるさとの暮らし創出協議会」を8月に立ち上げることを明らかにした。高齢者の居住促進や室蘭での生活体験居住施設の整備などを進める。

 同協議会は室蘭市と室蘭商工会議所が共同で事務局を務め、建設、宅地、医療、福祉、観光、マチづくりなど定住や市民生活に関係する8団体で構成する。

 協議会内には居住促進と情報交流の2つの部会を設置する。居住促進部会は、高齢者を対象とした居住の促進をテーマとし、高齢者が住みやすい住宅のモデルとなる規格や条件などを協議する。情報交流部会では、室蘭での移住生活を体験してもらう居住施設の整備や、体験プログラムの検討などを予定している。

 また、道の移住体験事業で、絵鞆町にある市の職員住宅2部屋を活用し、移住希望者に室蘭生活を体験してもらう計画を明らかにした。新宮市長は「短期ホームステイのような形で実際に室蘭に住んでもらい、釣りやイベントなど室蘭らしい生活を楽しみ、室蘭を好きになってもらいたい」と期待を込めた。

 アスベスト(石綿)対策の第一次調査として、教育、福祉関係の公共施設53カ所で使用や対策状況の調査を進めていることを報告した。市営住宅は昭和60年以前に建設された179棟、4379戸を調査している。8月からは第二次調査として公共施設61カ所を調査することにしている。

 大気汚染防止法の政令市(道内6市)で道権限が一部移譲され、延べ床面積500平方メートル、アスベストの吹き付け面積50平方メートルの事業所の解体、改造、補修時に届け出を受ける室蘭市は今後、工事着手前に作業場の密閉や負圧管理などの状況を現地で確認する方針を決めた。平成9年の指定から16年度までに11件の届け出があった。

 新宮市長は「市の窓口には8件の相談が寄せられており、アスベストによる健康被害への不安が市民の間に広がっている。国、道と連携した調査などを進め、市民の皆さんに情報を公開しながら対応していきたい」と述べた。


■ 市消防団が港まつり「室蘭やきとり祭り」に初出場

 むろらん港まつりはきょう29日、いよいよ開幕するが、30日の「室蘭やきとり祭り」に、室蘭市消防団(西重幸団長)が初出場する。団員とその家族15人がアイデアいっぱいのユニークな仮装と踊りのパフォーマンスを披露。「室蘭名物の焼き鳥と火の用心のPRになれば」と張り切っている。

 出場する市消防団は、女性分団を含む団員と団員の家族ら。工藤隆吉本部長の発案で、発泡スチロールを材料に、長さ約1メートルものジャンボ焼き鳥を作った。ブタ精肉≠ニタマネギ≠ノ色を塗り、串に刺した模造焼き鳥15本を用意。

 ブタ、タマネギ、練りカラシに仮装した団員らが、ジャンボ焼き鳥を手に愉快に踊る。テーマソング「室蘭やきとり天国」に合わせ、「炭焼きの味、フーッ、うめー」と掛け声がかかる場面では、いかにもうまそうに息を吹きかけて熱々の焼き鳥を食べるパフォーマンスが見どころ。

 練習に熱心に参加している松並柚花さん(室蘭市東中1年)らは「初めての踊りなので一生懸命頑張りたい」「間違わないように、振り付けを練習します」と、元気いっぱいだ。祭り会場では、ほかの団員数人が「火の用心」を呼び掛けるティッシュなど啓発物を配る。

 祭り参加を通して市民の防火意識高揚を狙う西団長は「夏期は暖房など室内で火を使う機会が少なくなるが、バーベキューや花火など、屋外で火を使う機会が増える。くれぐれも用心を」と話している。

 今年の「やきとり祭り」には9団体約100人が参加、うち市消防団、室蘭市役所くじらん会、胆振支庁の3団体が初出場する。
 


■ 室蘭岳愛好家・石田さん、白鳥ヒュッテの写真提供を

 初代ヒュッテの写真を持っている人はいませんか―。室蘭岳の愛好者が中腹に立つ白鳥ヒュッテの「初代ヒュッテ」に関する写真を探している。既に発刊した冊子に載った写真が違っていたため、「訂正を兼ねて本当の写真を保存、活用を考えたい」と思い立った。

 探しているのは登別市幌別町1に住む石田茂さん(73)。昭和30、40年代、当時の富士鉄室蘭山岳部に所属し、室蘭岳の登山はじめさまざまな活動を続けていた。

 中腹に建つ白鳥ヒュッテの設立50周年記念行事が平成11年11月に行われた。その際、A5判の「むろらん岳白鳥ヒュッテ」の小冊子を作製し、行事参加者に贈ったという。

 その後、小冊子に載せた「初代ヒュッテ」の写真は、開拓時代に盛んだった木炭焼きの集荷小屋だったことが判明した。調べると、初代ヒュッテは昭和6年、当時の山岳会メンバーや企業などに寄付を募り、香川町の農家の協力を受けて建設。終戦の昭和20年に不審火で焼失していた。

 初代ヒュッテの規模や状況を当時の利用者から得た話で再現すると、(1)建っていた場所は現在地と同じ(2)2階建てで、床は6メートル×8メートルの広さ(3)1階に直径4メートルくらいの円形いすとストーブがあった(4)建設にかかわった山岳会の顔ぶれは市役所や栗林、北炭、日鋼、日鉄の関係者に市民有志ら15人ほど―という。

 石田さんは「建設した際に写真を撮ったはず。寄付を寄せた企業や建設にかかわった人たちが写真を持っているのではないか」と推測、提供を呼び掛けている。

 詳細、連絡先は石田さん(電話0143−85局5464番)へ。



■ 地球岬のアジサイ、道路沿い彩り観光客迎える

 夏本番を告げるアジサイの花が室蘭の観光名所「地球岬」に通じる道路沿いを彩り、遠来の観光客を楽しませている。

 8年前、歌手のさとう宗幸さんが歌う「地球岬」をPRしよう―と地元の市民グループ「宗さんの地球岬を勝手に広める会」がアジサイを植樹、周辺整備してきた。

 今ではアジサイロードとしてすっかり有名になった、地球岬までの道路沿い。好天などで例年より花の数は多くなっており、既にアジサイ特有の淡い空色、紅色の大輪を付けている花が訪れる観光客を迎えている。

 全体にはこれからが見ごろ。8月後半ごろまで楽しめるという。地球岬のお土産店では「アジサイの花で一層盛り上げていきたい」と話していた。



登 別
■ 女子児童が妹との生活を漫画化、市内歯科医が出版

 登別市内の小学4年生の女子児童が、自閉症と闘う妹との生活ぶりを4コマ漫画で表現した一連の作品が、市内の歯科医の支援で1冊の本になった。タイトルは「マイちゃんパニック」。2歳下の妹を思いやる姉の心が随所ににじみ出ており、出版を思い立った歯科医は「身近に接している小学生が描いたこの本を通じ、自閉症を理解してもらいたい」と願っている。

 女子児童が3年生の時に「自閉症の漫画を読んでいて、まねしてみよう」と思い、描いたのがきっかけ。縫いぐるみを切ってしまったり、人のバースデーケーキのろうそくを吹き消してしまったことなど、妹との日常生活でのさまざまな出来事を4コマ漫画と文章でつづってきた。

 姉妹が通う市内のスワン小児歯科クリニック(野村慶子院長)のスタッフがこの漫画を見て、1コマ1コマに姉の優しさがにじみ出ている内容に感激。「大人がもっと感じてあげなければいけないことが、たくさんあると思った。小学3年生の努力を無駄にはしたくない」(野村院長)と、出版を決めた。

 出版された本(B6判、45ページ)は250冊。

 女子児童は「4コマで紹介するのが難しかったが、続編も描き始めています」と語り、野村院長も「多くの人に読んでもらい、自閉症という病気について理解を深めてほしい。この本をないがしろにされると、描いた子とスタッフの気持ちが踏みにじられる。興味本位ではなく、熟読される方に差し上げたい」と話している。

 登別市教育委員会は、この本を市内の各小学校に配布する方針でいる。また、市立室蘭図書館でも閲覧できる。



虻 田
■ 来月11日に総合防災訓練、シナリオ詳細詰める

 来月11日に実施する虻田町総合防災訓練の打ち合わせ会議が28日、虻田町役場で開かれた。今年3月に策定した虻田町地域防災計画に基づき、関係機関、町民ら合わせて約400人が参加し、有珠山噴火災害に備えた大規模な訓練を行う。平成14年以来3年ぶり。

 同計画に基づき、地域住民の安全を確保するため、関係する各機関の防災対応の検証も含めて実施する。

 参加機関は虻田町、西胆振消防組合消防署、虻田消防団、虻田町教育委員会、自治会、伊達警察署、陸上自衛隊、洞爺協会病院、道南バスなど。

 参加人数は避難訓練を行う洞爺湖温泉、泉、入江3地区の計120人を含めて400人余り。装甲車、炊飯車、救急車、消防車、レスキュー車など車両約20台を繰り出す。緊急搬送用のヘリコプターも出動する。

 訓練本番の8月11日は、札幌管区気象台が発表した有珠山火山観測情報、緊急火山情報に基づき、虻田町役場前に災害対策本部を設置。午前8時から訓練シナリオに従い通信、連絡調整、広報活動、情報伝達、避難指示、住民の一時避難、炊き出し、逃げ遅れた住民の救助、交通事故救助、自衛隊ヘリによる負傷者の緊急搬送などを総合展開する。

 負傷者の搬送先は室蘭市内の日鋼記念病院とし、虻田小学校グラウンドにヘリポートを設営。ここからヘリで室蘭港に停泊する防災フロートに向かう。訓練終了は午前11時半を予定している。

 この日の打ち合わせ会議には各機関の代表が出席。長崎良夫町長のあいさつに続いて協議に入り、訓練シナリオの詳細を詰めた。


伊 達
■ 市噴火湾文化研究所にコンピューター、スキャナ設置

 伊達市噴火湾文化研究所(大島直行所長)は28日、所内にコンピューターや大型スキャナーなどを設置、8月から本格化させるデジタルアーカイブ事業の体制を整えた。

 同事業は埋蔵文化財、アイヌ文化財、古文書などの歴史・民俗資料のほか、歴史的な人物の著書や遺品類、絵画、書、写真といった芸術品を網羅したデータベースを構築し、市民はじめ専門家や研究者に情報を公開するのが目的。

 この日、同研究所の2階に設けられたコンピュータールームには、電子ファイル化するためのサーバー、画像処理用のパソコンが据え付けられ、各種機器類のテストも実施。8月からは市民ボランティア・かけはしの会と協働で実際の作業に入る。

 大島所長は「登録作業を行う市民をさらに募集しているので、『かけはしの会』にぜひ入会してください」と呼び掛けている。

 



白 老
■ スポーツ少年団交流事業、代表・仙台へ出発

 白老町・仙台市姉妹都市スポーツ少年団交流事業で、仙台市を訪れる白老町の少年団代表が28日に出発した。現地では野球やミニバスケットボールの交流試合で交流を深める。

 仙台とのスポーツ少年団交流事業は昭和62年にスタート。隔年で子供たちが訪問して交流を深めている。今年はミニバスケット、サッカー、野球、空手、リーダー交流の5種目に87人、引率の親を含めて128人が派遣される。

 この日、総合体育館前で行われた出発式では、伊東稔スポーツ少年団本部長、山崎宏一教育長が「スポーツを通じて仙台の少年団のいいところを見習い、今後の活動に生かしてほしい」と激励した。

 一行はフェリーで仙台入り。現地では1部ホームステイし、30日には各種目ごとに交流試合を行い、31日に帰町する。

 きょう29日は、姉妹都市協会が主催する「仙台市の歴史にふれる旅」の小学生16人が白老を出発。市内観光などを通して仙台の歴史への認識を深める。30日には現地の子ども会との交流会も行われる。帰町は1日。

 



2005年7月29日付夕刊より

室 蘭
■ 室蘭ハイキングクラブ、創立40周年記念誌完成

 室蘭ハイキングクラブ(小泉一会長)の創立40周年を記念する会報「山と仲間そして夢の続きを」(A4判、60ページ)がこのほど完成した。登頂写真や会員らのメッセージが満載の、ぬくもりあふれる内容。小泉会長(69)は「40周年にふさわしいものを作ることができ、感無量です」と話している。

 記念会報は10年の節目ごとに発行している。3月に編集委員9人を決め、会員らに原稿、写真などの提出を呼び掛けた。1995年から10年間で登頂したお気に入りの山や思い出、仲間への思いなどが収録されている。菅原厚さん、山路陽子さん、大須田慧子さんによる座談会「ネパール・トレッキングの想い出」は、和気あいあいとした登頂エピソードや現地の写真が印象的。

 同クラブ創設者の1人で現在顧問を務める細目裕さん(70)は「家族ぐるみで和やかに交流しながら、自然の醍醐味(だいごみ)を堪能できた」と記念会報を手に目を細める。小泉会長は「ここまで来られたのは仲間がいたからこそ。50年に向けて、今後も市民や会員とともに楽しい山登りを続けていきたい。若い会員の加入にも力を入れていきたい」と抱負を語った。

 75部作製。会員26人をはじめ、同クラブが加盟する室蘭山岳連盟の各団体などに配布した。現在、同クラブのワッペンも作製中。会員の山本千秋さん(67)が既存のデザインをアレンジした。問い合わせは小泉会長(0143−43局3880番)へ。
 


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