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2005年5月10日付朝刊より

室 蘭
■ 室蘭市、全線整備要望に変更 白鳥新道第2期区間

 室蘭市は9日、最重点要望事項として国に求めている白鳥新道第2期区間の早期着手について、暫定的な祝津側本線の延伸から、全線の整備に要望内容を変更することを決めた。4車線、高架構造となっている都市計画の変更も視野に入れながら、室蘭開発建設部と具体的な協議を進める方針。

 白鳥新道第2期区間は、白鳥大橋祝津側の本線と国道36号入江高架橋との間2.9キロを高架構造で結ぶ計画。

 平成10年の第1期区間供用開始後、道路行政を取り巻く環境の厳しさなどで進展しない状況が続いたことから、室蘭市は昨年6月、築地ランプまで本線を延伸する案をまとめ、早期整備につなげる方向で国との協議を進めてきた。

 室蘭市と室蘭開発建設部のこれまでの協議で、白鳥大橋の本線を築地ランプで地上に接続する3つのパターンをシミュレーションした。

 当初計画していた築地ランプをT字路にして道道室蘭港線に接続する形と、道道に直接合流させる形、並走する臨港道路に合流するパターンは、いずれも新たな交通渋滞が発生する可能性が高く、本線を暫定的に地上に降ろす道路整備は困難との結論に至った。

 このほか、国道37号のバイパスの位置付けである白鳥新道は、将来的に国道37号の本線とし、現国道を道、または市に移管したいとの国側の意向が示された。白鳥新道と国道36号室蘭新道を自動車専用道路として接続させ、国道としての本来の機能を発揮させるため、第2期区間の全線開通を目指す方向付けがされた。

 市は本年度の最重点要望事項を「白鳥新道祝津側本線(第2期区間)の整備」に変更し、早期事業化を国に求めていく。2期区間の構造については、現行の都市計画決定にこだわらず、車線数の縮小や一部平面化などさまざまな形を想定し、必要があれば都市計画変更も行う。

 依然、道路事業の新規着手は厳しいことから、市は「2期区間の整備の必要性をより明確化する作業も進めたい」と室蘭開発建設部との事務レベルの協議を進めることにしている。



■ 室蘭職安が若者の求職活動後押し セミナー開催

 室蘭公共職業安定所による求職活動支援セミナーが、5月18日を皮切りに計3回、室蘭市入江町の同所2階で開かれる。誰でも参加できるが、主に若年者層を対象にした初めての取り組み。職員が履歴書作成や面接時のコツを伝える。

 1回完結型のセミナーで、現時点では6月2日、6月16日の計3回実施する。時間はいずれも午前10時半から正午まで。場所は同所2階会議室。7月以降も開催を予定しているが、日程は未定。

 当日は履歴書、職務経歴書、エントリーシートの記入上の注意事項や記載要領を説明。自己分析を実施、これに基づいた面接技法を指導する。面接で書類選考を実施する企業が増加傾向で、書類の重要度は高まっているという。

 同所担当者は「履歴書などの提出書類と面接の受け答えの矛盾は面接官が必ず確認する注意点。徹底的な自己分析は予想外の質問にも前向きな対応が可能。セミナーで適職探しの後押しができれば」と参加を呼び掛けている。

 定員は各日程20人。参加無料。事前に電話で申し込む。希望者は同所職業相談部(電話0143−22局8689番)へ。問い合わせも同じ。



■ 室蘭・デイサービス「しらかば」が幌萌から大沢に移転

 室蘭市幌萌町のデイサービス「しらかば」(白川沙多子理事長)は、近く現在地から大沢町2へ移転し新築する。今月中旬に着工し、7月末の完成を予定している。関係者は「高齢者が明るく生き生き過ごす施設に」と新天地に臨む。

 現施設は平成14年に空き家を利用して開設した。築30年でトイレが水洗でない上に風呂場が狭いなど、サービス提供に不便があった。しかも坂道に建ち「利用者が送迎車に乗り降りする際に危険が伴う」ことも考慮した。

 昨年10月に移転を検討。今年1月中旬から立地場所を探すなど、本格的に行動を始めた。白川理事長は、知人を通じて市内大沢町2のグループホーム「やちよ」を経営する難波義美社長と知り合った。話を持ち掛けたところ、「やちよ」の隣にある約1700平方メートルの土地を提供してもらうことになった。

 建設するのは木造モルタルの平屋。床面積は約150平方メートル。利用者の定員は15人ほど。看護師や介護福祉士ら約10人のスタッフが勤務する。

 白川理事長は「音楽療法や園芸療法など、今までとはひと味違ったレクリエーションや利用者の家族の宿泊、ショートステイや訪問介護も取り組んでみたい」と、施設の移転、新築を機に新たな事業展開を視野に入れている。



■ 不審電話こう対処 本室蘭小でお巡りさんが実践指導

 室蘭市本室蘭小学校(佐藤俊春校長、200人)で9日、不審者対策訓練が開かれ、全校児童が不審電話を受けた時や不審者と遭遇した場合にどう行動するべきかを学んだ。

 室蘭警察署生活安全課の担当者3人が訪れ、分かりやすく指導した。不審者役の署員と代表の児童との寸劇を見て、対応策を身に付けた。

 不審電話の訓練では、給食センター職員、PTA会長と名乗る不審者が「好きなメニューのアンケート調査をしている」「会議の内容を緊急に伝えたい」と、言葉巧みに他の児童の連絡先を聞き出す。児童は「お母さんがいないから教えられません」などとはっきり断り、署員から的確な対応―と褒められた。

 1年生の男子2人は、不審者に詰め寄られると、大声を出して「ひなん所」の一つ、ショッピングセンターに駆け込んだ。店の人の110番通報で児童は車のナンバーや犯人の身体特徴をしっかりと伝えていた。最後に簡単な護身術を学び、自分の身を守るすべをしっかりと身に付けていた。

 


登 別
■ 温泉宿泊客10%アップ 登別市内GW入り込みまとめ

 ゴールデンウイーク期間中の登別市内の各施設の入り込みは、登別温泉のホテル・旅館の宿泊者が前年同期(4月29日―5日)に比ベ10%増の4万6900人と好調に推移したほか、のぼりべつクマ牧場も8%増加。登別マリンパークニクスなど各種施設も比較的好天に恵まれ、ほぼ前年並みの人出でにぎわった。

 登別温泉は「連休スタートから道内を中心に宿泊客が訪れた」(登別観光協会)と連休中のホテル・旅館はほぼ満館となった。後半の6―8日も1万7000人で前年よりも多く、地獄谷や大湯沼などの観光名所も家族連れでにぎわった。また、7日未明には低気圧の影響で登別温泉町とカルルス町では雪が降り、除雪車も出動して除雪作業に追われた。

 一方、テーマパークでは登別マリンパークニクスが29日―8日の10日間で3万9000人が訪れた。ほぼ前年と同じだが「施設内の充実を図ったためお客さまの滞在時間が延びた」ため、駐車場は満車状態となり4日は入りきれないほどだった。

 のぼりべつクマ牧場は子供向けのイベントが好評で、前年を8%ほど上回る来園者が訪れた。江戸ワンダーランド登別伊達時代村は5日の「こどもの日」に小学生以下を無料招待するなど、企業努力を重ね前年並みの入り込みとなった。

 ネイチャーセンター・ふぉれすと鉱山は3日から3日間、GWスペシャルウイークと銘打った各種イベントが開かれ、図画教室、野だてや自然観察などに多くの市民らが参加した。亀田記念公園でも花見を楽しむ姿が見られ、サンチャイルドでは動物と触れ合う子供たちが園内を走り回っていた。

 このほか、岡志別の森運動公園など市内のパークゴルフ場では子供からお年寄りまでがプレーを楽しみ、市民プールでは水中運動に励む利用者も。連休中にスポーツでさわやかな汗を流し、体を鍛えた市民も多くいたようだ。



伊 達
■ メセナ協会が催す多彩な芸術文化 17年度事業固まる

 NPO法人・伊達メセナ協会(岩本英男会長)の平成17年度事業計画がほぼ固まった。来月10日の演劇「午後の遺言状」を皮切りにステージ部門、展示部門の各イベントで市民らを楽しませる。「さだまさしアコースティックコンサート」も予定している。

 同協会は平成6年10月、だて歴史の杜カルチャーセンターのオープンに合わせて発足。同センター大ホールの稼働率を上げ、レベルの高い演劇や音楽、美術作品などを鑑賞してもらうため、多彩な芸術文化事業を企画、開催している。昨年8月にNPO法人(特定非営利活動法人)の認証を取得した。

 17年度事業計画によると、ステージの音楽部門は4イベントを予定。「さだまさしアコースティックコンサート」は来年3月中旬を見込んでいる。実力派のゴスペラーズ招へいも予定。「来年1、2月ごろにコンサートを開催したい」としている。

 9月中旬にファミオン親子バイオリン教室発表会、来年2月中旬に第7回どさんこミドルエージバンドコンテスト(2006どさコン)を開催する。

 展示部門は第46回北海道書道展伊達移動展(6月15―19日)、5年ぶりとなる道展伊達移動展(来年1、2月ごろ)を開催する。

 ステージの演劇部門は、劇団四季のミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」(11月16日)、伊達緑丘高校演劇部全国大会出場記念公演(7月21日)が決まっている。

 皮切りとなる「午後の遺言状」は、映画監督・新藤兼人の脚本、演出。平成7年に公開され、日本アカデミー賞などを受賞した同監督の映画「午後の遺言状」の舞台作品で、水谷八重子、小川真由美、滝田裕介らが出演する。

 公演は6月10日。会場はカルチャーセンター大ホール。午後6時開場、同6時半開演。チケットは全席指定で、前売り券4800円、当日券5300円(消費税込み)。

 販売は伊達市内がカルチャーセンター窓口、洞口書店、カルグラフ、日専連だて、Aコープくみあいマーケット本店、虻田町内が昌文堂、室蘭市内がエルム多米楽器室蘭店、ぎんやレコード店。

 問い合わせは伊達メセナ協会(電話0142−22局1515番)へ。



虻 田
■ 焼きたてパンいかが 授産施設「あすなろ」が新事業

 社会福祉法人あぶた福祉会が運営する虻田町入江の知的障害者通所授産施設「あすなろ」(上埜二郎施設長)は、社会福祉法人清水基金(本部東京)の助成を受け製パン設備を導入、先週末から焼きたてパンを隣接の喫茶店「あるそーれ」で販売を開始した。

 あすなろは平成15年9月にオープンした通所授産施設で、主に電気製品の部品製造などを請け負ってきた。各地の授産施設で実績があり、オリジナル商品として製造から販売まで手掛けることができるパンづくりに取り組もうと、昨年8月に清水基金に補助を申請。このほど390万円の助成を受け、オーブンや酵母菌を発酵させる機器などを購入したほか、自己資金で施設改装を行った。

 さらに、あぶた福祉会が運営する室蘭市内の授産施設「あけぼの」から製パン指導者が着任。33人の施設利用者のうち、10人を新規事業に振り向けた。上埜施設長は「授産施設の商品にも品質が問われる時代。ここでは天然酵母、有精卵を使い、防腐剤を使用しないのが特色です。おいしくて体に優しいパンを提供したい」と意気込みを見せる。

 パンづくりは専門用語が多い上に、40種もの品数があり作業を覚えるのは大変。同施設ではそれぞれの利用者の得意分野ごとに工程を分業し、商品に仕上げるという。1日に菓子パン400―500個を隣接する系列の「あるそーれ」で販売している。同店は火、水曜日が定休日。問い合わせはあすなろ(電話0142−74局3988番)へ。



白 老
■ 「子どもたちに残したい話W」を発行 聞き書きくらぶ

 白老町の元気まち100人会議文化部会の「聞き書きくらぶ」(平松幸子部長)はこのほど、聞き書き集「子どもたちに残したい話W」を発刊した。白老の歴史や産業、まちづくりを支えてきた町民の生きざまをまとめている。

 白老の歴史上の偉人ではなく、一住民としてまちづくりにかかわってきた先人の労苦を後世に伝えよう―と、同クラブが平成14年に第1集を発刊、今回が4年目の取り組み。メンバーが本人の聞き取りでまとめた。

 4集では「食と命のメッセージ」(小松多喜子さん、久保田ミサヲさんほか)「役場と企業のパイプ役」(多羅尾光政さん・勝子さん)「代々受け継ぐお花だんご」(出町紀子さん)「働き賃はお米」(藤原カネ子さん)「ゆっくりコツコツ椎茸づくり」(桔梗原和夫さん)を紹介。「ゆっくりコツコツ椎茸づくり」では桔梗原さんが、シイタケ農園の歴史や農家にかけた人生観などを語っている。

 A4判の31ページ、200部作製。町内の小中学校、高校や図書館などの関係機関に無料で配布した。希望者には無料で配布する。詳細は平松さん(電話82局2086番)へ。



2005年5月10日付夕刊より

室 蘭
■ 室蘭で桜の開花宣言 昨年より6日遅く

 室蘭地方気象台は10日、室蘭の桜の開花を発表した。昨年(4日)より6日遅く、平年(8日)より2日遅かった。

 同気象台によると、同日午前、標本木としている室蘭市海岸町の室蘭八幡宮境内のソメイヨシノが6輪、開花したのを観測。開花基準の「5、6輪開いた状態」に達した。

 予想開花日は7日だったが、同日の最高気温が5.0度(平年13.0度)しか上がらないなど、6日以降、日中の最高気温が平年値を下回る肌寒い天気が続き、開花宣言の足踏みが続いていた。



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