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16年7月11日付朝刊より

室蘭で、ジャズを通じたマチづくりフォーラム

 ジャズを通じたマチづくりを考える「室蘭ジャズクルーズ2004まちづくりフォーラム」が10日、室蘭市東町の中小企業センターで開かれ、参加者らは10万人規模のジャズイベント仕掛け人から成功へのヒントを聞き、室蘭ジャズクルーズの可能性を探っていた。
 道立市民活動促進センター主催、室蘭ジャズクルーズ実行委の共催。約40人が参加した。2部構成の前半は、大阪府高槻市で10万人規模のジャズイベント「高槻ジャズストリート」の仕掛け人、北川潤一郎さん(37)が「高槻ジャズスト」の取り組みを紹介。
 ペットボトルのふたを売ったり、作製したTシャツを収入源にするなど、スライドを交えながら「ジャズスト」の雰囲気を参加者に説明した。
 北川さんは「課題が出るたびに毎回スタッフと知恵を出し合い、いろいろな会社や行政を回るのは正直しんどい。しんどいが楽しい」と苦笑いしながら「イベントは金もうけでなくマチの活性化」と強調した。
 協賛金の代わりにお米をもらい、スタッフの食事に充当したエピソードでは「現品、労力、資材も立派な資金。もらったり借りられるものは何でも価値がある」とお金にこだわらない活動の大切さを訴えた。
 後半は5人が1組になって、室蘭ジャズクルーズで「何ができるか」などを意見交換した。




室蘭華道連盟がこどもいけばな教室を開催

 室蘭華道連盟(中田理富会長)主催の伝統文化こどもいけばな教室が10日から、室蘭市宮の森町町の宮の森会館で始まり、子供たちが生け花の魅力に触れていた。
 いけばなの面白さや日本の伝統美を体験させよう―と伝統文化活性化国民協会(東京)の助成を受け、初めて開催。市内の小学3―6年の12人が参加。同連盟メンバーが花の名前から礼儀作法まで丁寧に教えた。
 子供たちはヒマワリやガーベラなどの花材を1本ずつ剣山に挿し、思い思いの作品を制作。初めて生け花に挑戦した当田知世さん(11)=知利別小6年=は「バランスを考えて生けるのは難しかったけど、思う通りに生けられて楽しかった」と話していた。
 同教室は5回1コースとして、来年3月まで3期に分け開催。会場は同会館とNHK室蘭放送局プラザμ。受講生は随時募集している。問い合わせは中田会長(電話22局4759番)へ。




室工大がフェリー活用した研修旅行実施へ

 室蘭工業大学は今年、留学生を対象とした道外研修旅行にフェリーを活用する。室蘭市フェリー埠頭公社の働きかけが実現に結びついた。
 研修旅行の日程は8月18―21日の3泊4日。東日本フェリーの室蘭―青森航路を使う。18日午後11時25分に室蘭港を出発し、船中泊する。翌19日に青森市内のみそ加工工場で製造工程を見学する。三内丸山遺跡を訪れた後、古牧温泉で1泊。
 20日は十和田湖へ向かい、自然散策を楽しむ。21日は青森でねぶたに使用する山車を引っ張るねぶた体験し同日昼に青森港から室蘭港へ。道外の文化伝統、自然、産業に触れるコースが組まれている。
 同公社が航路存続のため、留学生研修にフェリー活用を呼び掛けた。室工大は留学生アンケート調査で、研修先に初めて「道外」を希望する回答があり、「北海道以外の文化や伝統、産業に触れる良い機会」と判断し、道外研修が実現した。
 室工大は、留学生の経費的な負担を考え、道外研修は見送っていた。留学生からも大学の事情を察して「はっきりと道外を希望する声はなかった」という。学生課留学生係は「今回は公社の努力のおかげ」と同公社の打診に感謝する。
 同公社の菅原俊明専務理事は「留学生の中には『フェリーに乗ってみたい』という声もあった。港マチ室蘭で学生生活を送った思い出になれば」と話している。




室蘭の高橋さん、音威子府で彫刻制作

 室蘭の彫刻家で、道展会員の高橋昭五郎さん(72)=市内八丁平=がこのほど、上川管内音威子府村を訪れ、同村の開村100周年記念碑の制作に熱心に取り組んでいる。
 同村は、彫刻家の故砂澤ビッキ氏を育てた木工芸の盛んな地域。高橋さんは昭和58年に同村で開かれた「第5回樹を語り作品展」に出品するため訪れた。以来、森林豊かな村に故郷の姿を感じ、これまで制作した約200点の作品を寄贈。2年前には村役場隣の青少年会館を改修し、作品を常設する「高橋昭五郎彫刻の館」が建てられ、村民に親しまれている。
 記念碑の制作は今年2月に村から依頼を受けた。4月に現地の山林で木材を選び、6月7日から同村にある砂澤氏の元アトリエで本格的に制作を始めた。
 作品は、樹齢200年以上のアカエゾマツなどを使い、3本の像が天高くそびえ立つようなデザイン。自然に囲まれた村とそこに住む人々をイメージし、「自然とともに(仮)」をテーマにしている。完成すると高さ約7・5メートルもの大きさだ。
 高橋さんは「これほどの大きな作品は初めて。開村100年の記念碑を任され、とてもうれしいし、自分にとっても代表作となると思う。彫刻は風雪にさらされ、変化していくものだけに、この作品が自然の中でどう味わいを増していくかが楽しみ」と話している。
 作品は7月いっぱいまでに完成する予定。秋には同村役場前に設置され、10月の記念式典で初めてお披露目される。



 
洞爺財田自然体験ハウスが開館、式典催す

 【洞爺】環境省が整備した洞爺村財田の「洞爺財田自然体験ハウス」の開館式典が10日、同施設で行われ、関係者らがテープカットでオープンを祝った。
 村は平成11年、財田集団施設地区整備事業を策定。国立公園内としては特例的に開発が認められ、12年度から4年計画で着工。村単独でキャンプ場、道の中山間整備事業でスポーツ交流館が完成し、13年7月に仮オープン。13年度からは同省が自然体験ハウスや水車小屋、野営場建設に着手して15年度中に終了。計10・2ヘクタールの総合野営施設が完工した。
 式典には村や環境省西北海道地区自然保護事務所の職員、来賓ら91人が出席。同省自然環境局自然環境整備課の江原満課長が「遊び、学べる宿泊型体験施設として、広く青少年の育成に活用していただきたい」とあいさつ。菊地勉村長も「オープンを機に体験交流型の観光を推進していきたい」と謝辞を述べた。
 代表者によるテープカットの後、施設見学会と自然体験プログラムが繰り広げられ、祝賀ムードに包まれていた。




胆振太平洋海域のカニかご漁が解禁

 【登別】胆振太平洋海域のカニかご漁(試験操業)が10日、解禁され、いぶり中央漁業協同組合所属の 6隻が登別漁港に毛ガニ113キロを初水揚げした。
 この日、沖に仕掛けたかごを引き揚げ漁を終えた漁船は、午前9時半ごろから相次いで帰港。漁業者らは「初日の割には少なかったが、今後に期待しているよ」などと言いながら、船倉から同漁協の荷さばき所のいけすに"獲物"を手際良く移し替えていた。
 捕れたての毛ガニは、午前10時10分から競りに掛けられ、甲長10センチ以上の「大」が1キロ当たり3860円、9―10センチの「中」が高値2800円、8―9センチの「小」が同2610円と、いずれのサイズとも昨年より高値で取引された。
 漁期は昨年と同じく8月13日まで。




登別・花づくりネットが「ソレニア」販売開始

 【登別】登別市富岸町1の有限責任中間法人「いぶり障がい者花づくりネットワーク」(岩浅眞純代表理事)が10日、道内でも珍しいベゴニアの1種「ソレニア」の販売を開始した。
 同ネットワークは、心身に障害を抱える人たちの自立を手助けする目的で花卉(き)栽培を手掛けている。
 ベゴニアを改良した品種のソレニアは今年が2年目の販売で、赤、黄、ピンクなど5色が咲き誇っている。雨や風に強いため屋外でも育ち、冬場は室内に置けば花が楽しめるなど、通年で観賞できるという。
 2月下旬に栽培が始まり現在、約2200株が出荷できるまでに成長。初日から多くの園芸愛好家らが訪れ買い求めていた。価格は1鉢780円。




白老町立地企業連絡協議会が総会

 白老町立地企業連絡協議会(会長・三上久男東日本ウッドワークス北海道社長)の平成16年度総会が9日、創造空間「蔵」で開かれ、事業計画などを決めた。役員改選では三上会長が再選された。
 同会は石山工業団地の進出企業で組織されており、立地企業の技術交流と情報交換、立地環境整備を狙い平成3年に発足した。現在の加盟は21社。
 総会には20人が出席。初めに、三上会長が「本年度も地域の発展のために皆さんのご協力を」とあいさつ。来賓の煤孫正美助役、根本道明町議会副議長が祝辞を述べ、15年度事業の収支決算が承認された。
 本年度の事業計画では異業種交流講演会、情報交換会の開催などを承認した。
 会長以下の主な新役員は次の通り。(敬称略)
 ▽副会長 菱田まさ(日光精密工業)加藤哲也(加藤石材)